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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第49話 カーニバル
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で対応出来る柔軟さ。どう考えても新人離れしている」
「恐らく大悟と良い勝負じゃないかな?」
「エース・オブ・エースとですかぁ………?」
「ああ、そうだな」

フィーナの質問に桐谷が答えるとボウカーを除く3人が青くなった。

「隊長、明日勝てますかね?」
「さっきも説明したが、それはリーガルがバルトさんをどれだけ抑えていられるかにかかっている」
「責任重大だな………」

そう呟きながら深く落ち込むリーガル。

「だが、その2人以外の新人3人も忘れてはならない。魔力ランクも低く、目立った活躍も無いが、その誰もがお前達3人と互角と思っていい」
「リーガルじゃ無いですけど、明日本当に勝てますかね?」

不安そうに呟くリーネ。

「やるしかないさ。装備的にはバリアアーマーの試験部隊でもあるんだ。あまりにも悪い結果だとその場で部隊取り消しって事も………」
「そ、それだけは勘弁!!あた落ちこぼいれって言われ続ける日々には戻りたくないっす!!」

桐谷の言葉に慌ててリーガルが答えた。

「じゃあバルトさんの相手死ぬ気で頑張れよ?」
「はい………」

涙を流しながら頷くリーガル。

(とは言うものの勝つのは絶望的。俺自身リーゼで戦えない上に加奈、バルトさん以外にもスバルやギンガ。そして零治が一番警戒するべきだと言ったティアナ・ランスター………さて、最悪何としても善戦はしないとな………)

そう思いながらブリーフィングルームにあったカーニバルの開催予定表を見た。

(零治………お前はどう動く………?)

そんな中、今は居ない幼馴染の事を思う桐谷だった………





























「孝介、そこ違う!」
「あっ、悪い………」

あの日以来、俺は大学でエリスと共に行動するようになった。
エリスはフランス人の母と日本人の父のハーフで、母親は小学生の頃に死別し、父親と2人で生活してきたらしい。
綺麗ながらショートヘアーに切られた金髪と宝石の様なマリンブルーの瞳。そして日本人とはかけ離れた素晴らしいスタイルと本当にハーフ?と疑問に思える容姿なのだが、英語は全く駄目で、フランス語が少々話せる程度と外国語にはかなり疎く、苦手な俺と良い勝負なのだ。

「私、外国語って苦手なんだけど一度でもいいから亡くなったお母さんが住んでいたフランスに行ってみたくてこの大学を受けたんだけど………やっぱり難しいわね………」

と、教科書を広げながらサンドイッチを頬張る。

「俺は推薦で入れそうな大学でなるべく近い大学がここだったから。………だけど外国語を専攻しているって事もちゃんと調べてれば良かったんだけど………」
「面倒だった
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