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SAOもう一人の聖騎士
クラディールVSユージーンその三

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「はっ!」

「うおっと!」

無数の牽制からの鋭い突きを、空中でブリッジするようにしてかわす。しかしさらに横殴りの一撃が、斬り下ろしが、あらゆる角度から俺の全身に降り注いだ。時折俺も反撃するがまるで霧でも相手にしているかのように手応えがない。此方の攻撃は全く当たらないのだ。キリトも良い勝負をしているが、ユージーン将軍の武器「魔剣グラム」の特性のせいで苦戦してるようだ。

「ちっ!」

このままでは一方的に攻撃を受け続けるだけと判断し、大きく後ろに引くが、今度は、炎の矢の雨が降り注いだ。

「くうっ!」

危ない、一撃掠めていった。その全てが致死の攻撃力を秘めていると容易に想像できる、不味い、避けきれないぞ!

「うっそマジか!」

デュランダルで斬り払う。炎の雨は、銀の刀身に触れてたちまち霧散した。英雄剣デュランダルのエクストラ効果、魔法反射<スペルリフレクト>。敵の魔法を吸収し、自分の攻撃に吸収した魔法の攻撃力を上乗せするのだ

「近づいたら槍で離れたら魔法で弾幕張るとか勘弁して欲しいぜ畜生・・・・・・・」

「これでも業火の巫女で通ってるんですよ?」

リューナが微笑むと、周囲の声援がさらにヒートアップする

「「まぁいい・・・さぁ、フィーバータイムのスタートだ」」

俺とキリトは、異口同音にそう言った。

「魔法反射<スペルリフレクト>」

そう呟くと、銀の刀身がたちまち赤く輝く。魔法反射<スペルリフレクト>の効果により、リューナが放った火属性の攻撃力と属性が剣に上乗せされる。そのまま肩に担ぐように構え

「おおぉぉぉ!」

溜め込んだ魔法を一気に解放しつつ降り下ろした。右斜めから真下への斜め斬り、炎の軌跡が赤い弧を描く。俺の一撃は彼女の槍をへし折って・・・

「あんまり女の子は斬りたくないんだよ・・・降参してくれないか?」

クラディールVSリューナ、決着・・・
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