暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
感謝の気持ちはいつまでも
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たな。あたしは八割方死体になってるリインとアギトに、「水、要るか?」と訊いてみる。
「ぜぇはぁぜぁはぁ、み、み、みす・・・くらさい・・・」
「はぁはぁはぁ、あね・・・ご・・・あたしにも・・・」
哀れだ、リイン。呂律が回ってねぇ・・・。アギトは、地球暮らしん時にアリサさんに借りたDVDに出てきた貞○みてぇに這ってきた。あたしは「待ってろ」と告げて、二人分の水を取りに行く。
「どうかしたのか? ヴィータ」
そこに、あたしら守護騎士ヴォルケンリッターのリーダー、シグナムが起きてきた。ちょうどいいタイミングと思ったあたしは、シグナムに事情を話してリインとアギトの汗を拭く為のタオルを用意するように言っとく。
シグナムは「解った」とだけ言って、タオルを取りに行った。あたしもコップ二つに水を注いで、玄関に戻る。リインとアギトは騎士服から私服に戻って、シグナムに抱きかかえられて汗を拭いてもらっていた。
「ほら、水だ」
「はぁふぅふぅ、あ、ありがとうです、ヴィータちゃん」
「ありがとう姉御〜〜」
あたしからコップを受けとった二人は水を一気飲み。それから少しして、ようやく落ち着いてきたリインとアギトは風呂に向かった。二人を見送ったあたしとシグナムは、自前のタオルで顔を拭きながら戻ってきたリエイスへと声をかける。
「しかし何でまたリインとアギトがリエイスのトレーニングに付き合ってんだ?」
「あの二人自ら参加したとは思えん。何があったんだ? リエイス」
「リインとアギトはどういうわけか私を尾行していてな。ちょっとからかい半分で走らせてみたんだが・・・まさかあそこまで体力が無いとは・・・」
アイツら何やってんだよ。つうかお前も何やらせてんだよ。リインとアギトとリエイスに呆れていると、「さて。では私もシャワーを浴びようか」リエイスもリイン達が先に向かったバスルームに向かう。あたしはシグナムと顔を見合わせてリビングに戻ろうとしたとき、バスルームからリインとアギトの悲鳴が聞こえた。
「「どうした!?」」
バスルームに突入して、あたしは・・・きっとシグナムも目を点にしてんだろうな。
「ひゃぅぅ〜〜!」
「リ、リエ姉〜〜〜〜、もう勘弁してぇ〜〜〜っ!」
信じたくねぇが、リエイスがリインとアギトの胸を神妙な面持ちで
弄
(
まさぐ
)
ってた。今はもうやってないけど、リエイスがやってることは昔のはやてそのままだ。あたしももちろんやられたし、つうかはやてと仲が良い奴は全員やられてる。
「・・・・・・ヴィータ」
「・・・ああ。アイゼン」
シグナムがこめかみを押さえて、呻くようにあたしを呼んだ。あたしはシグナムの意思を察して、“アイゼン”を静かに起動。助走のために数歩下がって、ダッシ
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