16幻想曲ーanimando(元気に、活気を持って)
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「ド♪レ♪ミ♪ファ♪ソ♪ラ♪シ♪ド♪『チャリオットドライブ』!」
音階に合わせてお得意の8連撃ソードスキルがPOHに与える。
「oh…殺す気満々だな」
POHが笑いながらチャリオットドライブの8連撃を難なく弾き返す。やばい。
「だが甘いぜ?」
カウンターのPOHのソードスキルが飛んでくる。なんとか大鎌で弾く。
「く??」
「どうした?これで…finish!」
システムで加速された『友切包丁』
が僕の体を捉えそうになる。慌てて大鎌でガードしようとするが吹き飛ばされてしまい…木に叩きつけられた。
「がは…」
「どうした『音の死神』?」
POHが包丁を構えて向かってくる。僕はとっさに座ったまま牽制で『マジシャンイリュージョン』を放つ。
まさか座ったままソードスキルを放つと思ってなかったのだろう。POHは縮めていた距離を無理やり離す。
「fuck!座ったままソードスキルだと??」
「まあね?こんぐらいしないと君を出し抜けないからね。後、某カードゲームみたいに墓地からトラップだと??みたいな驚き方しないでね?」
まあ、それはさておき。と区切った後。
「それにしてもPOH。まさか君1人で来るとは…僕を舐めているのかい?」
レッドプレーヤーは良く大人数で少数のプレーヤーを狩ることがほとんどである。だが僕の索敵スキルを使っても、周りにプレーヤーはいない。つまりPOHは1人で僕に会いに来たのだ。…殺りにきたの間違えか?
「what?お前は何を言ってるんだ?他の奴らを呼んだら他の奴らがお前に全て狩られちまうだろ?一瞬で牢獄行きだ。だったら俺1人の方がいい。それにお前は俺の獲物だ。」
「ほーなるほど。だけど獲物になった覚えはないんだけどね??」
僕はソードスキル『チャリオットドライブ』を発動させる。8連撃がPOHを襲うが…
「真っ青な光包まれて綺麗♪」
「おいおい…それはもう聞き飽きたぜ…」
8連撃が無情に全て弾き返されるが…
「続け♪続け♪スノードロップ♪bis(二回繰り返す)」
『奏剣』でもう一度8連撃をノーモーションで放つ。16連撃になった音の大鎌は非情にPOHを捉え始めた。
「く??」
「ほら♪ほら♪ほら♪これで…finish!」
さっきと真逆で今度は大鎌でPOHを吹き飛ばす。
「ぐ??く…」
「くすっ。もう終わりかい?」
木の下で倒れているPOHに話しかける。POHのHPが赤の危険ゾーンにいっているが僕は警戒を怠らない。するとPOHはくすくすと笑っていた。
「まったく…お前は…その感じだと俺を逃がす気だな?」
「…なんでわかったの?」
僕は少し驚いた。確かにクリティカルヒットしないようにわざと足
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