原作開始前
なんかついてきた……
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ドライバーの左右についたサイドハンドルを押す。因みに余談だが、ディケイドに変身するときはハンドルを押した後、左手が上になるようにするのがポイントだ。他のライダーにカメンライドするとき、アタックライドのときは右手が上になる。気になった人はもう一度見てみよう!
《DECADE!》
いくつものディケイドのヴィジョンが重なりディケイドの姿を形作る。そして、マスクアーマーにマゼンタのボードが装着されるとディケイドの身体にもマゼンタ、黒、白と色がついていく。そして、変身が終わった後、俺は無意識に手を払うように叩いていた。
「おお、ホントにディケイドだわ」
俺が感動しているところに、母さんの声が聞こえた。
「かなちゃーん、ご飯だよー」
「あいよー」
サイドハンドルを引いて変身を解く。そしてルナとのユニゾンもやめる。そして思わず座り込む。
「ふぃー、ただでさえ疲れてたのに、疲れが倍増した気がする……」
「まあ、まだ五歳の体力だからね」
ルナが俺を見下ろしながら答えた。
「それもそうだなぁ。じゃ、夕飯食べてくるわ」
「あ、ちょっと待って!」
夕飯を食べにリビングに降りようとした俺をルナは呼び止めると、その姿がどんどん小さくなっていく。
「え?…………えっ!?」
「これでよし!」
掌サイズまで小さくなると、俺に飛び乗り、よじ登り、俺の着ていた服の胸ポケットへパイルダーオン!
「さあ、彼方くん! ロケットパンチだ!」
「出来ませんが!? てかまた心読んだな!?」
友人ぐらいの距離感かな? すごく接しやすい。
「小さくなった分、声が高くなったな。とりあえず喋んなよ?」
「分かってるよぅ」
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さて、現在時刻は午前0時過ぎだ。五歳がこんな時間に起きてんなよって話だよな。だってルナが起きてろっていうもんだからさぁ。
「さ、彼方くん! 行くよ!」
「どこへ!?」
ルナが突然言い始めた。あ、因みに元の大きさに戻ってるよ。安心して。
「う〜ん、近くに人目に着かなくて広い場所ってない?」
「分からず言ってたのかよ……」
ノープランとかどうなのよ。つーか、さっきどこ行くつもりだったんだ。
「……山の方なら大丈夫じゃないか?」
こんな夜なら人目もないだろうよ。
「おお、じゃあそこにしようか」
「にしても、それなりに距離あるぞ? どうすんだ?」
十キロはある。流石に五歳児には無理だ。
「彼方くん。君は忘れてないかい?」
「わすれてる?」
一体何を。
「ディケイドには乗り物があってだねぇ」
「?
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