原作開始前
なんかついてきた……
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神にそれは失礼じゃ」
「私は気にしないから〜。普通に接してよ〜」
どうしたんだろう、この神《ひと》は? 俺はいつの間に攻略した? まあ、タメ口でいいんならありがたいけど。
「んんっ。 これでいいか? ルナ」
普通の口調に戻して名前を呼ぶ。すると、
「ル、ルナだって……。えへへ……」
頬を染めて喜んでらっしゃった。なんだこの可愛い生物。すごく抱きしめたい。抱きしめて、頭を撫でていたい。
「えへへ……ハッ! トリップしてた!」
お、戻った。
「で、話に戻るんだけどさ」
「何事も無かったかの様に進めるのは無理だと思うんだ。でも、俺は敢えて指摘しない。で、何?」
「聞こえてるからね!?」
そりゃそうだろう。ほとんど離れてないからな。
「試しにユニゾンしてみようか?」
「どうやって?」
「まず、手を繋ぐ」
そう言いながら、ルナさ…ルナは俺の右手を握った。
「そして、言葉を紡ぐ。『私は貴方』」
「『貴女は俺』」
「『『今ここに交わりて一つの神とならん』』」
言葉がまるで最初から知っていたかの様に口から紡がれていく。そして、俺の視界が転生したときのように光に包まれていく。その光が収まった後、目を開く。すると、視点が違った。
「あれ? 見えてる景色が違う……ってナニコレ!?」
おっきくなってた。身体が何故か成長している。普通の黒髪だった俺の髪は、ルナと同じ綺麗な金髪になっていて、身体は俺が死んだとき……即ち17歳ぐらいにまで戻っていた。
『驚いたでしょ!』
「うわっ!」
突然、頭にルナの声が聞こえてきた。
『今、私と彼方くんは一心同体だからねぇ。こうしないと意志疎通が出来ないんだよ』
「なるほど。で、何で俺は成長してるわけ?」
『まだ、子供だからね。そうしないと彼方くんの身体が持たないんだ。大丈夫。原作開始時には身体は変わらなくなるから』
「分かった。助かる」
『いえいえ〜♪ さて、このままディケイドに変身しとこうか!』
「OK! 因みに、ディケイドはこの状態じゃないとダメな感じ?」
『いや? 今この状態なのは、身体が成長している理由と大体同じ』
「あいよ。で? ディケイドライバーは?」
『ディケイドライバーをイメージして』
言われた通りにイメージすると左手にはディケイドライバー、左腰にはライドブッカーが現れた。
『変身の仕方は分かるよね?』
「勿論」
ディケイドライバーを顔の右まで持ってきて腰まで戻す。すると、ベルトが装着された。おお! 原作通り! そして、左腰にあるライドブッカーからディケイドのカードを取りだし、ディケイドライバーに挿入する。
《KAMEN RIDE》
「変身!」
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