原作開始前
なんかついてきた……
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、私あいつに興味が出てきたよ」
剣道が終わって帰ってきたよ。やっぱりすぐには勘は取り戻せないな。なまっちゃってるわ。あー、疲れた。リビングで軽く水分を摂ってから部屋に入った。入ったんだけど……。
「………………なんじゃこりゃ」
部屋に入ったらな、剣道に行く前には無かった巨大なものがあったんだ。驚きだろ?
「IS……なのかな?」
心当たりはそれぐらいなんだけど、疑問形になってしまうのは多目に見て欲しい。だって帰ってきたら突然何か分からない巨大なものが部屋を占拠してんだぜ? ……文句を言ってくれる。
「ちょっと〜? ルナさ〜ん?」
「呼んだ〜?」
え? ちょっと待って、すごい近くから返事が聞こえたんだけど!? 狭間にいるんじゃないの!? そう思っていると、目の前の荷物にかけられた布の内側からルナさんが出てきた。いやいや、これISじゃないの?
「何やってるの、ルナさん! 何で此処にいるの! というよりも、なんでそこから出てくるの!?」
「えへへ、来ちゃった♪」
そんな可愛い笑顔で言われたら許したくなってくる! でも負けるな俺! ここで負けたらなんかいろいろとまずい!
「で、何で此処にいるんですか?」
「う〜ん、一目惚れ?」
「はい?」
「だから、一目惚れ! 彼方くんに惚れちゃった♪」
「……Really?」
「うん!」
めっちゃイイ笑顔でサムズアップされたのです。……なんだろう、すごいデジャブなんだけど。具体的に言えば家の母親とか。てか、本人の目の前で言うなよ。告白と一緒じゃん。それに気づいたルナさんは、顔を赤くする。可愛い。じゃなくて。
「まあ、いいよね!」
「いいんだ!?」
その反応に俺はビックリです。
「という訳で私は彼方くんについて一緒に戦うから」
「マジで!?」
「うん。まあ、実際に私自身が戦う訳じゃなくて、リリカルなのはの融合騎って分かる?」
「はい。アニメは見てないけど、二次小説で」
「私はそんな感じです」
「ん? どゆこと?」
「私と彼方くんがユニゾン的なことをすると、彼方くんが私の力を使えるようになります」
「ルナさんの力っていうと、アルテミスの?」
「うん。ディアナとかも使える」
「すごっ!」
確かディアナっていうと、ローマ神話における樹木の女神だったとおもう。ルナと同一視されてる。ということは木属性追加だね。
「ていうか、ルナさんディアナも混ざってるんですね」
「まあね、ルナ、セレネ、ディアナ、アルテミスで四柱かな」
「前から思ってましたけどルナさん結構上位の神格ですよね」
「ねぇ、彼方く〜ん」
あれ? 無視られた?
「なんですか?」
「その敬語やめない?」
「いや、でも
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