原作開始前
なんかついてきた……
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やあ! 僕の名前は賀狩彼方! 現在五歳だ。この前やっと記憶が戻ったんだ! ……さて、ちょっと自分でやってて気持ち悪い自己紹介も終えた所でこれからどうしようか? 記憶も戻ったことだし、原作メンバーに会いたいな。と、言ってはみたものの、会えるのは一夏達ぐらいだよな……。どうしたものか?
「あ、そうだよ。剣道だよ」
一夏と箒の出会いも確かあそこだし、俺の勘も取り戻せるし一石二鳥じゃないか! という訳で、剣道やりたいんだけどってねだってこよう。母さん……剣道がしたいです……。
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所変わって篠ノ之道場。
「賀狩彼方です。これからよろしくお願いしまーす」
ねだったら、割とノリノリで了承してくれた。
『剣道……かなちゃん、渋いわね!』
そう言いながらイイ顔でサムズアップされたのです。なんて反応だ、母さん。あんたそんなキャラじゃなかっただろうに。
あ、因みにかなちゃんってのは俺のことだ。それだけ聞いたら女と間違われるから止めてくれと涙ながらに頼んだというのに……。まあ、涙ながらは流石に嘘だが。
そろそろ回想から戻ろう。
「俺は織斑一夏! よろしくな!」
「一夏の姉の織斑千冬だ。よろしくな」
織斑姉弟はやっぱり似てるもんだな。きっと一夏が女顔なんだろうな。
「篠ノ之箒だ。……よろしく」
流石にまだ……まだ? 無愛想だな。原作でも無愛想な方だが。それにしても、将来美人になる下地はもうあるんだな。
そして……、
「・・・・・・・・・」
どうして、天災兎さんがいて、こちらをジーッと見ているのでせう? え? あの三人にしか興味無いんじゃねぇの?
すると、俺の視線に気づいた千冬さんが、
「ん? ああ、あいつは篠ノ之束。箒の姉だよ。済まないな。あいつは私達三人にしか興味を持てないんだ」
「いえ、気にしてませんよ」
「……怒らないのか?」
「怒りませんよ。怒るほどのことでもないし。誰にでも簡単に心を開けるほど人間っていう生き物は易しくない。それができる奴は本物の優しさを持ってるやつか、ただのバカか。特に天才っていう生き物はね、特定のことにしか興味を持てない。持たないんじゃない、持てない。そう考えてますよ」
「っ! そうか……。ならいいんだが」
千冬さんがなんか驚いてた。なんでや?
「…………ふぅーん」
あっちのほうで束さんも反応していた。一体なんだってんだ。分からんから練習しよう。勘も取り戻したいしね。集中だ、集中。
「束、あの彼方という奴。お前と同じこと言っていたな」
「そうだねぇ。偶然とは思えないし。ちーちゃん、多分あいつは束さんと一緒だよ」
「お前と?」
「うん。ちーちゃん
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