アクシデント02 −無敵のシスコン勇者−
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俺の名は、結城 志桜ついでにアバターネームもシロウだ。
俺は今、SAOというゲームの中にいる。
そして、そのゲームに閉じ込められてしまったのだ!!
なぜか……それは茅場晶彦とかいうクソ野郎のせいだ。
ログアウトできない? HPが0になると死ぬ?
ふざけるな!!
妹の寝顔が今日見れないだと!!それどころかゲームがクリアできるまで見れないなんて……
こんなゲーム……1週間でクリアしてやる!!!
〜14日後〜
中央広場
「はーい。それではそろそろ始めさせてもらいまーす!」
ウェーブのかかった青髪を肩まで伸ばしたディアベルという男が広場の噴水の縁に立ち、集まった24人のプレイヤーたちを見渡しながら声を響かせた。
「今日集まってもらったのは、彼が"一人で"迷宮区を突破しボス部屋を発見したからだ。更に彼は、なんとボスの偵察までやってくれた。」
「「おおぉ……」」」
プレイヤー達から驚きのどよめきが上がる。
「それについては彼から……」
ディアベルに促されて俺も噴水の縁に上がる。
「やあ諸君。俺の名前はシロウ。さて、早速本題に入ろう。ボス部屋にはでっかいコボルトと取り巻きの雑魚コボルトがいる。ぶっちゃけ、βテストと同じだ。」
「「「なっ……」」」
皆の唖然とした顔が広がる。それもそうだ。一人でボス部屋の偵察など狂気の沙汰だからだ。そう……"通常ならば"
だが俺は違う。俺はβテストで唯一15層まで行ったのだから……
第1層のボス部屋なんてただの経験値稼ぎだ。ボスの取り巻きをひたすら倒して行けば楽々レベルアップだ。
そう話すと大体の奴に「お前はキチガイだ。」と言われる。
だからどうした!おれは早く妹の明日菜を抱きしめてあげなきゃいけないんだ!
妹の顔をこんなにずっと見れないなんて発狂しそうだ!!
「ちょ、ちょちょっと待ってくれへんか!」
「断る!!」
「……」
口を挟んでくるサボテン頭がいたがそんな奴にかまってる時間はない!
1週間で全クリするはずだったのに、2週間でまだ1層とは……我ながら情けない。
「というわけで、3時間後に準備を整えて集合!!!」
「え?さすがにそれは無茶じゃないかな……」
「遅い!3時間語でも遅すぎる!!本来ならいまからだ!俺の妹がまってるんだよぉぉぉぉ!!!」
ディアベルがアホなことをほざいているが時間がないのだ!!
やはり一人で……
「わ、わかった。では3時間後に……」
俺の気迫に押されたのかディアベルも頷く
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