第1話 フェアリーテイルの魔導士
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ハルジオンの街
「あ…あの…お客様…だ…大丈夫ですか?」
「あい!いつもの事なので!」
「だーー!おもてぇ!ナツ!てめぇさっさと立て!」
「無理!!もう二度と列車には乗らん……うぷ…」
「情報が確かならこの街に火竜が
いるハズだよ行こ」
「ちょ…ちょっと休ませて…」
「だらしねぇなぁったく…行くぞ」
「リオーいくら担ぐのめんどくさいからってナツ引きずる
のは可哀想だよ」
「しゃーねぇだろハッピー、俺の上で吐かれても困る」
そのころハルジオンの魔法屋では
「えーーー!?この街って魔法屋一軒しかないの?」
「ええ…元々魔法より漁業が盛んな街ですからね」
「街の者も魔法を使えるのは一割もいませんで、この店もほぼ
旅の魔導士専門店ですわ」
「あーあ…無駄足だったかしらねぇ」ハァ
「まぁまぁそう言わずに見てやってくださいな!
新商品だってちゃんとそろってますよ」
「女の子に人気なのは、この色替の魔法かな
その日の気分にあわせて…服の色をチェンジ〜ってね」
「持ってるし」
「あたしは門の鍵の強力なやつ探してるの」
「門かぁ、めずらしいねぇ」
「あ?白い子犬!」
「そんなの全然強力じゃないよ」
「いーのいーの?探してたんだぁー、いくら?」
「2万ジュエル」
「お・い・く・ら・か・し・ら?」
「だから2万ジュエル」
「本当はおいくらかしら?ステキなおじさま?」
一方そのころ
「おいナツ!ほんとにこんなとこにいんのかよ!」
「だって火竜ってったらイグニールしかいねぇだろ」
「あい!」
ん?なんだあれは…人だかり?
「キャーキャーサラマンダー様ーーっ!?」
「やっと見つけた!ほら!!噂をすればなんたらって!!」
「あい!!」
「おいナツ!ったく…だいたい火の竜が街中にいるわけねぇだろっつの」
一方こちらでは
「な、な、な、なに?このドキドキは?!!」
「ちょ…ちょっと…!!あたしってばどぉしちゃったのよ!!!」
チラ
(こっち見た!!)
「はうぅ!!!有名な魔導士だから?だからこんなにドキドキするの!!?
これってもしかしてあたし…」
「イグニール!!!!……誰だオマエ」
「サラマンダーと言えば、わかるかね?」キリ
「はやっ!」
「ちょっとアンタ失礼じゃない? そうよ!!サラマンダー
様はすっごい魔導士なのよ! 謝りなさいよ!」
「お、お、?なんだオマエら」
「まぁまぁその辺にしておきたまえ、彼とて悪気があった
訳じ
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