コードギアスR2
0613話
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人で昼近くまでゆっくりとこの状態で過ごすというのは取りやめだな。この件がTVで放映された以上は、こっちも準備を急いだ方がいい」
しなやかでありながらも、滑らかなスレイの肩を抱きながらそう告げる。
「そうだな。ホワイトスターの方にも連絡を……連絡を……連……絡……を」
呟きながら、次第に小さくなっていくスレイの声。
「スレイ?」
「いや、分かっているんだ。私がアクセルに告白した事や、それをアクセルが受け入れたというのをレモン達に話さないといけないのはな。それに……」
そこまで言って、チラリと俺に艶めかしい視線を送ってくるスレイ。
男と身体を重ねるのは昨日が初めてだった筈だが、既にその視線は強く女を感じさせるものになっている。
「アクセルに、その……抱かれた事もな」
「……身体は大丈夫なのか?」
今更ながらそう尋ねるが、初めての時は強烈な痛みがあるというのはこれまでの経験から知ってはいる。
「まぁ、その……何だ。平気とは言えないが、幸い痛みには強い為か行動するのに支障は感じない。まだアクセルが私の中にいるような感じはするが、な」
頬を赤く染めながらも告げてくるスレイに再び唇を重ね、昨夜の汚れを洗い流す為に2人でシャワーへと入り……まぁ、その、数時間がまた必要になり、最終的には腰が抜けた状態のスレイと共にチェックアウトをする事になった。
「アクセル、スレイ、済まないな。折角の休日を途中で切り上げるような真似をさせて」
ソルプレッサと影のゲートを駆使して、昨日洪古達と別れた小屋へと戻って来た俺達へと声が掛けられる。誰かと言えば、当然洪古だ。星刻はエリア11の総領事代行に、香凛は新たな総領事と共にエリア11へと向かっている今、中華連邦に残された星刻の組織で実質上のトップに立つのが洪古なのだから。
「気にするな。さすがにあの放送を聞いては急いで戻らざるを得ないのは分かっているからな」
「……それでも十分ゆっくりしてきたようだが?」
チラリ、と洪古の視線が意味あり気にスレイへと向けられる。
その視線を受けたスレイは、昨夜起きた出来事を見透かされたと理解したのだろう。頬を赤く染めながらも、気が付いていない振りをする。
さすがにこのままという訳にもいかないので、苦笑を浮かべつつ口を開く。
「とにかく、星刻との連絡を密にしてくれ。そして、特区日本の式典がいつになるのかを連絡して欲しい。その日こそが……」
「建国の時、か」
感慨に耽った様子で呟く洪古に頷き、これからやるべき事を考える。
切り取り予定の土地については、星刻や香凛、洪古が頑張って根回しをしてくれたおかげで、話を持っていった代表者達は俺達の建国については特に異論は無い。いや、
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