第一部
死と共にはじまるものは、生である
人間は自分の知っていることなら半分は信じる
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体ではないかと思っておる
もしくは九尾の肉でも食らったことがあるのかも知れん」
異世界なんて話しは信じてもらえない
いくら弟子である自来也の言葉と言えど、信じられるものではない
だからといってそういう説明をするのはどうかと思う
同情でもひいて解決する問題ではないだろう
「雲の金銀兄弟のように、か・・・」
誰だそれ?原作でそんなんいたっけ?本誌で出たキャラか?
ざわめく周囲から時折、狐やバケモノなどというセリフが聞こえてくる
忍でない俺が聞けるほどの声、聴覚に優れているであろう三代目たちにも聞こえ顔を歪めていた
「コンと言ったの、お前に会わせたい子がおるんじゃ
ついて来ておくれ」
誰の共もつけず、三代目が退室しようとする
俺がわからないだけで暗部がついているから大丈夫なんだろう
自来也が俺の手を引いて歩き出した
一度取り残される忍びたちを見て、手だけ振った
◇
三代目に連れられてやって来たのはどこかで見た覚えのあるボロアパート
扉をノックすると少年らしき声が聞こえてきた
「あれ、じいちゃんどうしたんだってば?」
珍しいとでも言いたげに扉から顔を出す金髪の少年?ナルト
原作の主人公、ドべと言われながらも後に才能を開花させた、俺と同じ九尾の人柱力
チャクラが豊富だったと思い出し思わず睨みつける
視線を感じたのかナルトも対抗するかのように睨みつけ・・・やがて何かを思い出したのか笑いだした
「じいちゃんじいちゃん、もしかしてコイツ、前に言っていた!?」
「うむ・・・さぁコン、ここが今日からお前の家じゃよ」
・・・え
「なぁお前名前は!?オレはうずまきナルトだってばよ!
仲良くしようってば!」
元気よく手を差し伸べられる
流石にアパートの一室に同居とかないよな?
お隣さんになるだけだよな?こんな騒がしいのと同居とか心安まる暇がないぞ?
黙って自来也を睨みつけ、反応が返ってこないので渋々差しだされた手を握った
「ねたみコンだよ
仲良く・・・なれるのかね」
こちらが恥ずかしくなるほど満面の笑みを浮かべられる
握った手はリズムカルに上下左右に振られている
「ナルトよ、コンは病弱での、道中も吐血しておった
なにかあったらすぐに病院に連れて行ってあげるんじゃぞ」
吐血と聞いて意味がわからなかったらしく、口から血を吐くことだと教えてやれば、血相を変えて三代目に力強く頷いた
「このナルトさまに任せろってばよ!コンも!しんどくなったら俺に言うってば!」
このテンションが・・・一日中続くのか・・・
「なんて罰ゲームだ」
思わず溢した言葉に三代目と自来也が笑っていた
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