第六十九話 十二月になってその三
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」
「そう、まあ巨人のことは置いておいて」
景子は何かを持つ手の動きを見せた、そのうえでその両手を真ん中から右手にやってそれでこう言った。
「テスト終わったから」
「ほっとしたわ」
今度は里香が景子に答えた。
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