19話:O2WL
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一旦落ち着こう。深呼吸をしよう。
………。
そういえば、もう8月の二週目なんだよな。
三沢塾編が終わったんだから次はいよいよ妹達編なんだよな……もう始まっているのかな??
もしかしたら、美琴はもうあの計画のことを知り暗部の連中とドンパチしてるのか……
いや、オレを苛めたあの日はまだ物語りは始まってなかったかもしれない。しかし、もう避けられない残酷な運命に直面するだろう。
だから、オレをイジメてストレス発散するのであれば、オレは甘んじて彼女にイジメられよう……そう思った。
オレじゃあの計画は止められないし、レベル5でこの学園都市に住む能力者の頂点に立つ第1位の超能力者・一方通行とバトルするとか嫌だろ。それは死にたがりがするお役だ。
だから、オレにできることは、美琴のサンドバックになるぐらいしか思いつかなかった……
虚しいな。
まぁ、家に引きこもってフラグを回避したいところだが……
『夏休みなんだから家で引きこもってないで遊んでくるじゃん??』
いや、アンタが言えた立場じゃないじゃん? このぐーたら先生……
今日も今日とて同じマンションに暮らす先生に追い出され、街行く先々でロリコン野郎とかO2WLとか指差されたりするんだけども目を瞑って耳を塞いで街をぶらつくのであった。
ふっ、こんなことでオレはヘコタレナイぞぉ!!
そんなこんなと心を強く、街中を堂々と歩くぜ………………。
………。
「あっ、貴方は超O2WLさんですよね?」
………。
「人違いです」
超はその名に付きませんから。
「そんなことありません。この顔写真と貴方、そっくりじゃないですか」
ちっ、今度から外へ出かける時は帽子とサングラスとマスクが必要だな……
つーか、なんなのこの子? なんでオレの顔写真とか持ってるの? ついに写真までネットに出回ったの??
「私、O2WLさんの超大ファンなんです!! 写真超取っていいですか?? いいですよね?? あっ、顔は超NGとかそんなケチくさいことは無しですよ。はい、超撮りまーす」
「………」
はい超チーズ……じゃねーんだよ。
あと言葉の中に超ばっかり入れないで!!
「あっ、次は私が超撮ったという証拠を残すために横に並んで一緒に超撮りましょう。ほら、超横に並んでください」
「ウ、ウデガモゲル」
なんか変な腕組をさせられカップルの如く写真を無理やり取られた。
「あっ、あと、私が超ロリコンなO2WLさんを超一般市民から守る絵も欲しいんですけど」
「お前絶対オレの超大ファンじゃねーだろ!!?」
「いや、超本当で
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