ボーイ・ミーツ・ボーイ……です。
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う。……緊張してんのか?」
「そ、そんなことはない!」
「……そ、そうならいい。」
いきなり話しかけられた僕はあからさまに動揺してしまった……恥ずかしいよぅ。
天地くんも勢いよく僕がまくし立てたので若干仰け反って引いている。
「ほれ、さっさと行くぞ。」
僕と天地は一夏くんに手を引かれてようやく動くことができたのだった。
なんか、僕たちはいろんな意味で似ているような気がしたのは気のせいだとはこの時は思いたくなかった。
●
○Noside
第2グラウンドには訓練用のIS[打鉄]と[ラファール・リヴァイヴ]がISハンガーに固定されて待機していた。
「今回はISの装着と歩行訓練を行う。後ほど各自で訓練機を取りに来るように。と、まぁまずは専用機もちの模擬戦を見てもらおう。あいては……」
「ど、どいてくださ〜い!?」
「へ?」
春奈は上を見た。すると、何かが猛スピードで彼女に迫っているのに気がついた。
「え、あれって……」
「きゃぁ〜!」
どうやらいつも慌ただしいあの人が得意のあがり症で機体制御を誤ったのかこちらに落ちてきたのだろうか。
瞬時にIS[フリーダム]を展開した春奈が飛翔して、その飛来する人物を優しく受け止めた。
「大丈夫ですか、山田先生。」
「ご、ごめんなさい。助かりました、織斑さん。」
春奈に突っ込んできたのはIS[ラファール・リヴァイヴ]を装備した真耶だったそのISの脚部には〈教〉と言うステッカーが貼られている。
極度のあがり症のせいで真耶は機体バランスを取れなくなって墜落しかけたのだ。
春奈は彼女の実力を知っているが、その欠点にも今気がついたようだった。
「何をやっているんですか、山田先生。」
「す、すいません織斑先生。」
「教員は生徒の模範となるのですから。山田先生のあがり症については他の教員も知っていることですのでとやかくは言いませんが。」
ため息を漏らしながら千冬は真耶に注意を促した。
「はい、以後気をつけます。」
消え入るような声で真耶は返事した。意気消沈しているのも無理はない。
「織斑姉、よく止めてくれたな。」
「間に合ってよかったです。訓練は大事ですね、やっぱり。」
春奈は褒められたのが意外だったのかうんうんと頷いて照れを隠していた。
「さて、授業に戻るぞ。七ノ瀬とオルコット、前に出ろ。」
「「はい。」」
呼び出された両名は列の前に出る。
「お前たちには、山田先生と模擬戦をしてもらう。いつもはなんな感じだが「織斑先生!?」彼女は元代表候補生だ。くれぐれも侮って相手をしないように。」
千冬は天地とセシリアに模擬戦をさせる
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