コードギアスR2
0612話
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りデートというからにはこのくらい普通だろう」
クレープであーんとやったり。
「このサングラスはどうだ?」
「……意外に似合うな」
「ちょっと待て。それは一体どういう意味だ!?」
雑貨屋でサングラスを掛けた事により、スレイの鋭い目付きが分からなくなって逆に威圧感が減ったり。
「へぇ、ブリタニアって言っても中華料理とかはあるんだな」
「しかも中華連邦より材料が豊富だからか、味も本場よりも上だぞ」
昼食で中華料理を食べてみたり。
「おい、お前。平民にしては美形な女を連れているな。いいだろう、男爵である私が相手をしてやるからお前は消え……ぶぎゃっ!?」
スレイの美しさに絡んできた貴族に最後まで言わせずに殴り、そのまま面倒事は御免だとばかりにスレイと共にその場から立ち去ったり。
「……夕焼け、か」
そんな風に丸1日デートを楽しんでいると時間はあっという間に過ぎ、街中を夕焼けが照らしだしていた。そんな夕焼けを見ながらスレイが呟く。
「どうする? もう戻るか?」
「……いや、その、出来ればもう少し一緒にいてくれ。今夜はアクセルと一緒にいたいんだ」
「いいのか? 無理をする必要は無いんだぞ? 俺とお前の恋人としての時は今日から始まったんだ。その日のうちに俺と夜を共にする必要は……」
「私がいいと言っているんだ。そして、私はお前と共に夜を過ごしたいと本心から思っている。……女に恥を掻かせるな。それでも複数の女を恋人としている男か?」
俺の言葉を遮るように、抱き付いていた腕に力を入れてくるスレイ。
腕にグニュリとした巨大で柔らかいものが潰れる感触が伝わってくる。
「……分かった。どこかホテルでも探すとしよう。このブリタニアでも俺達が泊まれるホテルくらいある筈だしな。……金はあるんだし、折角の記念日だ。スイートルームとかがあればいいんだがな」
「無茶を言うな、無茶を。ああいう部屋は基本的に前もって予約しておく必要があるんだぞ。全く、意外とアクセルは常識を知らないな」
「まあ、聞くだけ聞いてみればいいさ。それに折角のスレイと迎える初めての夜だ。そのくらいはさせてくれ」
そう言い、唇を重ねるだけのキスをしてからスレイの腰を抱いたまま夕焼けの中へと消えて行くのだった。
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