コードギアスR2
0612話
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、俺が昨日告白されたからという訳ではないが、幻想的と表現しても誰も文句は言わなかっただろう。
そんなスレイの顔を眺めながらも、俺は未だにスレイに対してどう対応すればいいのかを決めかねている。だが、このままここでじっと見ていてもどうしようもない。それならまずは1歩を踏み出してみるべきだろう。最悪、スレイが昨日の件を覚えていないという可能性もあるのだし。
「スレイ」
名前を呼びながら1歩を踏み出す。するとその瞬間。
「っ!? ア、ア、ア、アクセル!? 何でここにっ!」
俺を見た瞬間に顔を真っ赤に染めながらそう叫ぶ。
……これは、恐らく覚えているな。
溜息を吐きながらも歩みを止める事無く進み続け、やがてアタフタしているスレイの隣へと辿り着く。
「そ、その……そのだな。昨日の……」
「ああ、覚えている。どうやらお前も記憶はきちんと残っているようだな」
「っ!? そ、そうか……」
まぁ、俺は昨日アルコールを一切摂取していないのだから、記憶が残っているのは当然なのだが。
「それで肝心の昨日の件だが……あれは本気だと思ってもいいのか? それとも酔っ払いの戯言か?」
「っ!?」
俺への告白は今ならまだ取り消せる。そんな思いで告げた言葉に、思わず息を呑むスレイ。そのまま何かを言おうとして言葉を止め、やがて小さく深呼吸をしてから改めて俺の方へと視線を向けてくる。
「アクセル・アルマー。私、スレイ・プレスティはお前の事が好きだ。愛しているといってもいい。……私の気持ちを、受け入れて貰えるか?」
濡れた瞳を俺へと向けてくるスレイ。
その瞳の中には、俺に対する狂おしい程の愛情が浮かんでいると思えるのは俺の気のせいだろうか。
だがいつも凛としているスレイが、自分を受け入れてくれるのかどうかと不安そうな表情で俺の返事を待っている様子を見るにつれ、次第に心の中でスレイを求める気持ちが湧き上がる。
元々俺の中でスレイに対する好感度は一定以上存在していた。ただし、それはあくまでも友人や同僚に向けるものだったのだろう。だが、今のスレイからの告白を受けて俺の中には女としてのスレイを欲する、自分のものにしたい、共に在りたい、そんな思いが急激に湧き上がってきていた。
「……俺は自分で言うのも何だが、レモン、コーネリア、マリューといった風に既に3人の恋人がいる。更にはあやか、千鶴、円、美砂の4人とも恐らく将来的には付き合うようになるだろう。それでもスレイ、お前は俺を受け入れるか?」
緊張か羞恥か。真っ赤に染まっているスレイの頬へと手を伸ばす。
「その中の1人になったとしても……アクセル、お前は私を愛してくれるのか?」
「ああ。俺と共に在る事になったのなら間違い無く愛そう。幸い俺は永遠
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