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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
19 卒業〜The?scars?left by the? affair?were?still?visible.
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いた。……あ、目が合った…気まじぃ……
俺はレウから卒業証書を引ったくってステージを後にした。

このあとも全校生徒の方に振り返って証書を足元に置きつつ「ふつうの女の子にもどります!」と宣言したり、卒業証書をもらった瞬間に破り捨てるといったことを一通り終えて卒業証書授与は終了した。

「盛り上がって来たところで!!」「卒業の歌!!」

すると昨日レイレウと一緒にこそこそしていた奴らがステージに上がり、歌を歌い始めた。

「逆らい続けあがき続けた早く自由になりたかった〜♪」
「信じられぬ大人との争いの中で〜♪」
「役に立つかもわからないことを詰め込まれ〜♪」
「疑心暗鬼になりいったい何を解りあえただろう〜♪」
「げんなりしながらそれでも過ごした〜♪」
「だけどひとつだけ解ったこと〜♪」
「この支配からの卒業〜♪」

「やかましいぃぃぃ!!」

俺の魂の叫びは会場中に響き渡った。












「「うはははははははぁぁ!!!!ちょーー面白かった〜!!」」

卒業式が終わって俺達は集まって駄弁っていた。

「全くよ…明希に…その…あんな物を渡そうとするなんて…」
「なに?パチュリーも欲しかったの?」「ならあげるよ処女卒業しょ……」「「痛っ!!叩かなくてもいいじゃないか〜」」

何処からか取り出した卒業証書を俺は破り捨てレイレウの頭をひっぱ叩いた。

「ははっ!ふひぃ!あははっ!」
「エリーは何時まで笑ってるのよ…」

エリーはどうやらどツボに嵌まったようでずっと笑い続けいた。明日は筋肉痛確定だな。

「あははっ……はぁ……こ、これでわ、私達は卒業出来たんだね」
「そうさ学園に通わなくなるなら」「これをしなくちゃと思ってね」
「そうね…これからはもう会うことは少なくなるでしょうね…」

パチュリーの一言でちょっとしんみり。だけど今の俺達はそれをはね除ける勇気を持った。

「で、でも!は、離れていても!」
「そうだね。俺達が過ごした時間は消えないしここに残り続ける」

そう言って俺は自分の胸を叩いた。

「離れていてもこの空の下にいるならまた会えるさ」
「明希、何時からそんなロマンチストになったのかしら?べ、別にいいんだけどねその…かっこ……ゴニョゴニョ…」
「パチュリーなんか言った?」
「何も言ってないわ」
「…さて、」「そろそろ潮時だ」

レイレウの言葉で皆は笑顔になり声を揃えて叫んだ。



「「「「「またいつか会おう!!」」」」」
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