暗殺者
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俺のほうには
「貴様!何者だ!」
「俺のことはお前たちには伝わってなかったのか?俺は姫殿下の護衛をしていたものだ」
衛士の一人がタバサに向き確認を取る。
タバサはコクリと頷く
「それはすまなかったな」
と警戒を解いてもらえた。
その後侍女が衛士たちにより連れて行かれ取調べされそうになったがタバサが止め侍女の話を少し聞いてから、衛士たちや侍女を帰した。
その後俺は
「タバサ、さっき地下水が襲ってきた時なんだが、地下水の持っていたナイフに妙な魔力を感じた。もしかしたら特殊なマジックアイテムかもしれない」
「!?それは本当」
「ああ、それに他にもおかしな点があった。やつは操っている人に杖なしで魔法を使わせていた。そしてあの侍女は平民だから魔力をもってなかったはず」
「確かに、私もそれは思っていた・・・もしかして地下水は」
「その可能性もあるというところだな。さて俺は見張りを続けるからタバサは寝てくれ」
俺はタバサが寝たことを確認すると壁にもたれかかりじっと寝ずの番を続けた。
その翌日グルノープルの街に到着した一行は、街をあげての盛大な歓迎を受けた。
アルトーワ伯に出迎えられ、挨拶を済ませた後一行はアルトーワ伯の屋敷に通された。
そしてタバサは一番上等な客室に案内された。
イザベラがいやみを言いに来たりその後カステルモールが謝ったりした。
そしてその夜
アルトーワ伯の部屋に行くと言い出したタバサについていきアルトーワ伯に謀反騒ぎの件を聞いたがアルトーワ白は白だとわかった。
そのすぐ後に背後の扉が開いた。
衛士のいでたちをした男で、顔を東方の精霊を模した仮面をつけていた。
「こんな時間に祖父ほど歳の離れた紳士の部屋を訪れるとは・・・、王女の所業とは思えませんな」
「地下水か」
「二晩も続けてお会いできるとは・・・、光栄至極」
「誰に雇われたの?言って」
「昨晩も申し上げたはず。それは言えません、と」
その言葉と同時に地下水は驚くべき速さで魔法、アイス・カッターを放ってくる。
俺はタバサの前に出て杖を取り出し
「意に抗え、魔性に打ち勝つ力を!レジスト・ヴィレ!」
俺とタバサとアルトーワ伯に透明の壁ができ魔法を防ぐ。いきなりタバサに攻撃をあてようとするとは・・・許せんな。
俺はそのまま呪文を唱える
「黒曜の輝き、快速の槍となり、敵を討つ!デモンズランス!」
黒に近い紫の光の槍が地下水を襲うがぎりぎりのところでかわし呪文を唱えこちらにアイス・ストームを放ってくる。
「悠久の時を廻る優しき風よ我が前に集いて裂刃と成せ!サイクロン!」
荒れ狂う二つの嵐あたり、はじけたと同時に部屋中に風が吹き荒れる
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