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ソードアート・オンライン stylish・story
第四十七話 デート
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放った修也の銃弾はそのまま悪魔を貫こうとしたが反応が早いのか直葉から離れ、距離を取った。

「反応が早いな。流石はラスボスって感じだな」

「どうします?これじゃやられもしませんけど、倒せもしませんよ?」

「何。作戦はあるさ。少し危険だがな」

修也は頬を少し描きながら作戦を伝え、それに実行した。悪魔が斬りかかるのは当然のアルゴリズム、しかしそれを受けるのは直葉ではなく修也だった。

「くっ!!」

修也は拳銃をクロスさせ、鎌の刃を防ぐと・・・

「今だ!スグ!!」

「はい!!」

修也の背後から直葉が悪魔の懐に飛び込み、一閃を叩き込もうとするが悪魔はそれにも反応しバックステップでそれを避けるが今回はそれだけではなかった。
避けた先には修也が銃口を悪魔の頭に向けて銃をクロスした状態で構えていた。

「決め台詞は?」

「Jack Pod(大当たり)!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その後デビル・ハンターのアトラクションを終えた後は色々なアトラクションに赴き、時間も押してきた為最後に観覧車に乗る事にした。二人は向かい合うように座る。

「今日は楽しかったな?スグ」

「はい!修也さんと楽しい時間を過ごせました!」

そう言うと直葉は外の景色を見ながら自分の考えを口にし始めた。

「修也さん。実は私VRMMOって大嫌いだったんです。お兄ちゃんを・・・家族を攫っていったものだと思っていました」

そう考えるのは当たり前の事だろう。たかがゲームと思われたSAOがデス・ゲームになりさらに家族を奪われた事に怒りを抱えるのは当たり前の事だった。

「でも最近ではそう思わなくなりました」

「ほう。何でだ?」

「VRMMOにはリアルにはない物があります。そして何より・・・」

そう言うと直葉は修也の隣に座り、自分の頭を修也の肩に乗せる。

「修也さんと出会えたからです。もし私がVRMMOに触れてなかったら修也さんと出会う事もなかったし、こんなに好きになる事もなかったと思います」

「おいおい。そんな言い方だったらまるで俺を好きになったのが間違いだったみたいに聞こえるぞ?」

言い方が悪かったのか修也は少し顔を顰める。
彼本人は気にしていないみたいだったがホンの出来心みたいだった。直葉は慌ててそれを訂正しようとする。

「あっ!ゴメンなさい!!」

「ダメだ。許さねぇ。罰として・・・」

「修也さ・・・ん!?」

直葉が言い切る前に修也は直葉の顎を上げ、唇を程よい位置に持ってくると自分のと重ねた。直葉はいきなりの事で少し頭が混乱したがすぐに気を持ち直し、目を閉じる。
そして二人はゆっくり離れる。

「さてと。本当ならもっと過激な事をやっ
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