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蒼の使い魔は悪魔で召喚魔剣士
吸血鬼
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が杖を渡してきたので受け取り、翼をだしシルフィードを抱える。

「お、お兄さま!?吸血鬼の所に行くんじゃないのね!?」

「そのことなら大丈夫だ」

そして俺は窓から飛んだ。



そして少しした後、元の姿に戻ったシルフィードが。

「きゅい!お姉さまが呼んでるのね」

「じゃあ、行くか」

俺はシルフィードに乗ってタバサの元に向かう。

ついたときにはタバサは身動きが取れない状態で服を破かれ吸血されかけていた。
俺は咄嗟に魔法を唱える。

「光よ!フォトン!」

吸血鬼の近くに光が破裂する。

「きゃあ!」

吸血鬼がひるんだ所でタバサのところに翼をだして飛び、タバサを吸血鬼から引き離し杖を渡す。

「きゅい!まさかほんとにエルザが吸血鬼なんて、でもお姉さまを傷つけたからには容赦しないのね!」

シルフィードが突風を起こし、タバサもウィンディ・アイシクルを唱えた。

すぐに立ち直った吸血鬼、エルザは突風に耐え、ウィンディ・アイシクルを数本くらいつつ避けた。その後、俺たちを見て驚く。

「い、いったい何が……風竜それに翼人?なぜこんなところに!」

「それは俺たちがタバサの使い魔だからさ、後、俺は翼人じゃない悪魔だ」

俺はシルフィードが着ていた上着をタバサにかけながら答える。

「悪魔なんてほんとにいたのね。それにしゃべる風竜、古代種……そんなの今でもいたんだ、二人はさっきの口笛で来たのね。けどあの使い魔はなんだったの?」

「あれは俺が術で呼び出したものだ」

「そんなこともできるんだ……で、いつから疑っていたの?」

タバサは

「煙突はとっくに調べた。どこにも布きれはなかった。したがって老婆は犯人じゃない。……となると吸血鬼は小さな子供の誰か」

「あは、どこから進入したか、最初に見抜いてたんだ」

「でも、どの子かわからなかった。けどあの老婆の家が焼かれた時、貴方はしっぽをだした」

「やっぱり、あせっちゃったのがいけなかったか……でも、私だってこのままやられるわけにはいかないの」

エルザは即座に距離をとり詠唱する。

「眠りを導く風よ!」

それに対して俺はすぐさま召喚する。

「召喚!天使エルエル、スペルバリア!」

魔法を無効化する。まさかまだあんなに動けるとは……
タバサは魔法で凌ごうとしたが少しあたってしまい、ふらつく。シルフィードは眠ってしまった。

「あら?使い魔なのに主人を守らないの?」

「眠らせるだけと判断したからな」

「そう、じゃあ今度こそ貴方を眠らせるわ!枝よ、伸びし森の枝よ!彼の手足をつかみたまえ!」

一斉に枝が俺に伸びてくる。俺はタバサから離れながら詠唱する。


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