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転生者が歩む新たな人生
第59話 さて、死体の正体は
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かったかというとゲームのデータをセーブするロムカードを作成することができなかったからだ。もちろん「グリードアイランド」だという根拠もなかったしね。
 だが、今回ラーラさんという様々な意味での情報提供者と先日亡くなったラーラさんのパーティーメンバーのロムカードの解析・複製という手段によりロムカードが作成可能になったため、挑戦が可能になったのだ。

 ちなみにラーラさんとは、出会い時の治療とジョイステーションの安全確保、こちらに来た場合のラーラさんのパーティーメンバーへのある程度の衣食住の提供の対価として、4人分の使用権利をもらった。これはジョイステーションにある2つのスロットにマルチタップを使うと、最大8スロットになるので、最大8スロットのうち、現在のラーラさんを含むラーラさんのパーティメンバー4人分−−−行方不明の幼なじみの分のスロットは残しておきたいとのこと−−−4スロットを除く4スロットの権利をもらったということだ。
 ちなみに魔力の使えない(=感知できない)ラーラさんの「凝」でオレの魔力が感知できるようになるかをこっそり確認したが、予想通り確認できなかった。これはこのゲームでかなりのアドバンテージになる。ぶっちゃけ、「纏」をしていない状態で魔力による身体強化を使えば、念能力者に対してかなり意表をつけるはずだ。また、バインド系を隠しておけば、バインドにかかるまでは感知できないはずだ。もっともバインド系は物理的−−−力ずくという意味だが−−−に破壊されそうだが。レイザ−とかレイザーとか筋肉ビスケとか。

 こうして会った日から10日後、ラーラさんはゲーム内へ帰って行った。 
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