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転生者が歩む新たな人生
第59話 さて、死体の正体は
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忍義姉さんを見てびっくりしたらしい。

 うん、その幼なじみって転生者じゃね?

 おかしい、前のエミヤ君もそうだが、なんで他に転生者がいるんだ?

 で、その転生者っぽい幼なじみ君がいる間はある程度順調だったが、その彼がゲーム内で行方不明になって以来鳴かず飛ばずで、他の4人はゲーム内で生き残るだけで精一杯。生活のために指定ポケットのカードも売り払う日々らしい。

 さらに最近では、「爆弾魔(ボマー)」とかいう殺人鬼が現れており、彼女も不意を打たれて攻撃され、一か八かの「離脱(リーブ)」のカード効果で逃げたらしい。

 そしたら何故か別世界へ現れて、このかに救われ、今に至ると言うことだ。

 こちらからも、別世界からの漂流物をたまたま購入。
 先日、死体が現れ、警戒していたところ、彼女が現れたと状況を説明。なお、先日の死体の写真を見せたら、彼女のパーティーの1人だったらしく、泣き出してしまったため、そこでその日の話し合いは終了した。



 次の日から幾度にも渡って彼女から情報を集める。
 ミッド式魔法には、翻訳魔法−−−原作でフェイトらミッド人が主人公とスムーズに話せたのはこの恩恵と思われる−−−というものがあるが、その魔法を作成するにはある程度の言語や文法の蓄積が不可欠で、ラーラさんに協力してもらって作成を開始した。幸いラーラさんは日本語もわかるので、翻訳魔法の作成手順もモジュール化していることもあり、3日もすれば完成するというリニスの見通しだ。
 これはこちらにもメリットはあるがラーラさんらにもメリットがないわけでもない。
 何故かというと現状ラーラさんらがプレイしているジョイステーションをラーラさんらの世界へ戻す方法がないからだ。
 ぶっちゃけジョイステーションを海に捨てたら、オーラに包まれたジョイステーションは無事でも、グリードアイランドからゲーム機本体の場所に帰った時に海の底に現れることになり、ゲーム機本体が安全な場所にあるというのはある意味グリードアイランドをする上で必要不可欠と言える。
 幸いゲーム内のいわゆるセーブポイントらしき場所から現実に戻る場合、ゲーム機本体が置いてある場所以外の定位置に出ることも可能なので、ラーラさんらがゲームから現実に戻ることに一応支障はない。ただ、「離脱(リーブ)」の呪文などでゲーム機本体のある場所に戻る場合、現状月村邸に出るしかないわけで、その場合のある程度の衣食住の提供時にラーラさんらの言葉がわかる方が都合が良いからだ。
 ある意味、ジョイステーションを通じて、オレ達の地球とラーラさんらの世界が繋がったと言える。

 何故こんなことをしているのかと言うとそれはもちろんグリードアイランドに挑戦するためだ。

 今まで何故「推定グリードアイランド」に挑戦できな
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