第59話 さて、死体の正体は
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
忍義姉さんを見てびっくりしたらしい。
うん、その幼なじみって転生者じゃね?
おかしい、前のエミヤ君もそうだが、なんで他に転生者がいるんだ?
で、その転生者っぽい幼なじみ君がいる間はある程度順調だったが、その彼がゲーム内で行方不明になって以来鳴かず飛ばずで、他の4人はゲーム内で生き残るだけで精一杯。生活のために指定ポケットのカードも売り払う日々らしい。
さらに最近では、「爆弾魔」とかいう殺人鬼が現れており、彼女も不意を打たれて攻撃され、一か八かの「離脱(リーブ)」のカード効果で逃げたらしい。
そしたら何故か別世界へ現れて、このかに救われ、今に至ると言うことだ。
こちらからも、別世界からの漂流物をたまたま購入。
先日、死体が現れ、警戒していたところ、彼女が現れたと状況を説明。なお、先日の死体の写真を見せたら、彼女のパーティーの1人だったらしく、泣き出してしまったため、そこでその日の話し合いは終了した。
次の日から幾度にも渡って彼女から情報を集める。
ミッド式魔法には、翻訳魔法−−−原作でフェイトらミッド人が主人公とスムーズに話せたのはこの恩恵と思われる−−−というものがあるが、その魔法を作成するにはある程度の言語や文法の蓄積が不可欠で、ラーラさんに協力してもらって作成を開始した。幸いラーラさんは日本語もわかるので、翻訳魔法の作成手順もモジュール化していることもあり、3日もすれば完成するというリニスの見通しだ。
これはこちらにもメリットはあるがラーラさんらにもメリットがないわけでもない。
何故かというと現状ラーラさんらがプレイしているジョイステーションをラーラさんらの世界へ戻す方法がないからだ。
ぶっちゃけジョイステーションを海に捨てたら、オーラに包まれたジョイステーションは無事でも、グリードアイランドからゲーム機本体の場所に帰った時に海の底に現れることになり、ゲーム機本体が安全な場所にあるというのはある意味グリードアイランドをする上で必要不可欠と言える。
幸いゲーム内のいわゆるセーブポイントらしき場所から現実に戻る場合、ゲーム機本体が置いてある場所以外の定位置に出ることも可能なので、ラーラさんらがゲームから現実に戻ることに一応支障はない。ただ、「離脱(リーブ)」の呪文などでゲーム機本体のある場所に戻る場合、現状月村邸に出るしかないわけで、その場合のある程度の衣食住の提供時にラーラさんらの言葉がわかる方が都合が良いからだ。
ある意味、ジョイステーションを通じて、オレ達の地球とラーラさんらの世界が繋がったと言える。
何故こんなことをしているのかと言うとそれはもちろんグリードアイランドに挑戦するためだ。
今まで何故「推定グリードアイランド」に挑戦できな
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ