翼竜人
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けに魔法の邪魔をするたあなんてことだッ!」
「騎士さま、早速連中をやっつけてくださいってどうなさったんで?」
ぬぼーっと立ち尽くして動かないタバサはゆっくりお腹に手を当て
「空腹」
と言った。
その後タバサは村人に連れられて村に向かった。
その様子をシルフィードとともに上空から見ていた俺はシルフィードに村の近くに降りるように言って降りた先でもらった軽食をシルフィードと半分に分けて食べてから。
「どうやらさっきの様子を見る限りじゃ、今頃タバサは食事中だな」
「きゅい!お姉さまご飯食べてるのね!?じゃあ私も行くのね!」
「待て、お前さっき飯食ったばかりだろ。それに村にいきなり竜が現れたら村は大騒ぎになる」
「きゅいー、でもお姉さまの所に行きたいのね」
「行ったら多分ごまかすためにガーゴイル扱いされると思うぞ」
「きゅい!?それは嫌なのね!」
シルフィードを説得してしまったが、さて、少しかわいそうだがゲルニカにでもがんばってもらおう。
しばらく暇を潰した後。
「そろそろタバサのところに行くか」
「きゅい、やっとなのね」
そして俺たちはタバサのいる部屋に向かい窓をノックする。
「タバサ、今大丈夫か?」
コクリと頷き窓を開ける
そして俺が中に入るとシルフィードが
「お姉さま!私もきたのね!」
と言うシルフィードをゴツンと杖で叩く
「静かに、誰か来た」
「きゅい!?」
そしてドアがノックされ
「誰?」
とタバサが言う。
「ぼ、僕です……。ヨシアです」
昼間、タバサの詠唱の邪魔をした緑の胴衣を着たほそっこい少年だ。
「何のよう?」
「ちょっとお話が……」
「明日にして」
「お願いです。今、話したいんです」
タバサはドアを開け。
「入って」
ヨシアは部屋に入り窓から顔を覗かせてるシルフィードに驚いたあと俺に気づく。
「あの貴方は?」
「タバサの従者、アルだ」
「騎士さまのお供の方でしたか」
「用件は?」
とタバサが聞く
「あ、はい。実は……」
ヨシアの話を簡潔にまとめると
翼人たちは新しい家族が増えたためライカ欅に家を作った。村人たちはライカ欅を切らなくても生きていけるようだが、あそこの欅は高く売れそうだと騒ぎ始め翼人たちを追い出そうとしてるらしい。もともと森に住んでたのは翼人のほうらしいが……
タバサは母親の命がかかってるからそう簡単に頷けないようだ。
話をしてると窓から
「ヨシア」
「アイーシャ!?」
タバサと俺は戦闘態勢になる。
「か、彼女は危害を加えに来た訳じゃないんです!」
「?
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