105航空隊
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に支給されるであろう物も送っておく」
「わかりました。105航空隊第一航空分隊は明日より宮藤少尉の護衛任務につきます」
「頼む」
それでは第一航空分隊を収集して作戦会議をしないと。でも、護衛任務に作戦がいるかはわからないけどね。私は作戦なんてたてることが出来ないけどね。
「それでは失礼します」
私は敬礼をしてから退室すると、そこには敬礼をしている知香がいた。
「聞いていたから分かるよね」
「うん。海、行けないね」
「そうだね。でも、|むこう?ブリタニア?に行けば入る機会もあるよ」
「大丈夫。海に入れなくても平気だよ」
知香の笑っている顔を見るのは大好きなんだけど、自分の本心を隠して笑っている知香を見るのは辛いよ。本当に知香は海に行くのが楽しみだったのがわかるよ。
「それじゃあ、圭にも伝えて明日の準備をしますか〜」
〜休息中〜
「理恵。こんな朝早くに行く必要はなかったんじゃない?」
「知香。私、寒い」
圭の言う通りたしかに寒い。でもこの時間帯に出ないと予定時刻を軽く過ぎてしまう。それだけは避けないといけない。
「もうすぐで峠を越えるから我慢してね」
汽車乗場まではトラックに乗っていっているから横風が冷たいし、気温も寒い。
「こんな寒さは我慢できないよ」
「私も無理」
こんなときに矢沢さんがいてくれれば、「シャキッとしないか!」と言ってくれそうなんだけど。生憎なことにこの中での最高位の階級保持者は私なんだよね〜。
「理恵〜。もう無理だよ〜」
「私も」
二人とも我慢してよ。私だって本当はかなり寒いのだから。それに毛布も二人に取られちゃったし。そう言えば、温かいお茶を持ってきていたんだった。
私はお茶をコップに入れて二人に渡した。二人はコップを持つとゆっくりと飲み始めた。
「おいしい〜。理恵、ありがと」
「ありがと」
二人が喜んでくれたのなら持ってきたかいがあったと思えるよね。
「理恵。見て!日の出だよ」
知香の言う通り、たしかに太陽が登り始めた。それはいつも見ているよりも綺麗に見えた。
「キレイ。理恵?」
「なに?」
「ブリタニアでも日の出は見れるのかな?」
「きっと見れるよ!」
〜トラックにて移動中〜
修善寺に到着
修善寺汽車乗場
「着いた!」
私たちは汽車乗場に着くとやっと一息つくことができた。
「それでは急いで乗ろうか」
「うん」
「はい」
〜汽車にて移動中〜
箱根に到着
第12航空戦隊147航空隊詰所
「御苦労様です。私が今回、第24航空戦
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