105航空隊
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なんかすごい人材じゃん。まさかこんな人が軍にいたなんて。でも宮藤博士のお子さんが軍に入隊していればもっと有名になってもいいと思うのだけど。
「それと理恵。宮藤少尉も空母赤城に乗ってブリタニアに来てもらうことになっている。」
「えっ?」
それはつまり、
「超重要任務じゃないですか!」
「今ごろ気づいたのか。だが断ることは出来ないからな」
迂闊だった。でもなんで宮藤博士のお子さんを欧州につれていくの?あんな危険なところに連れていくなんて私なら止めそうなんだけどね。
「宮藤少尉は自分から我が105航空隊に転属願いを出したのよ」
「おかしくないですか?」
この部隊は最前線で戦うことはあまりないけど、色々と危険な道に踏み込むことが多い。とくに来月の任務は欧州の最前線にいくのでいままで以上に危険になると思う?
「理恵。気にするな」
気にするなって言うのは無理でしょ。私だって気になることの1つや2つは持っているのですから。それに、あの宮藤博士の娘さんだよ。気にするのは当たり前ってものです。
「根岸大尉。宮藤少尉の待遇については、ブリタニアに着くまでは客人として扱うようにしなさい」
「はい。了解です」
「それと、今回は汽車を使ってもらう」
「えっ?汽車ですか?」
汽車で行くなんて珍しい。何時もなら、移動用トラックの荷台に乗っての移動なのに。
「そうだ。今回の任務は本当に大切なの」
「余計に緊張するのですが」
私は自分なりにルートを考えた。そこでわたしが考えたのは、河津、天城を通るルート。そして修善寺へと抜けて駿豆鉄道と国鉄を利用して箱根にある第12航空戦隊147航空隊に出向き、そのまま横須賀にある軍港に行き、坂本少佐と合流し、空母赤城の護衛任務。結構ハードなスケジュールじゃん。これじゃあ海にはいけないな。
「なにか質問はあるか?」
「一点だけよろしいですか?」
どうしても聞いておきたいことがある。
「拒否権はありますか?」
この任務は私には重すぎる。
「先程も言ったが、断ることはできない」
「了解しました。それでいつ出発すればいいのでしょうか」
「明日なのだが、準備はできているか?」
明日って。まだ501統合航空隊に行く準備すらしていないのに。それにストライカーユニットの調整もしてない。明日行くのは厳しいと思う。
「部屋の荷物は気にしなくてもいいぞ。すべて持っていくからな!」
「そうですか。では貴重品のみ持ち歩くことにします。それでストライカーユニットはどうすればいいですか?」
私が自分で持っていくのは結構厳しいものがある。
「ストライカーユニットだけは赤城に送っておく。ついでに新た
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