第179話 “想いの力”と“固い絆”
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ばし、
エ「はああああああああああっ!」
ガ「うっ・・ぐあぁあぁぁあああっ!!」
エルザがガンオースを斬りつけた。
高速の弾丸は次々にやられていった。残るはレガフ、ただ1人。
当の本人レガフは妖精の尻尾の魔道士達に圧倒され、その場にへなへなぁ〜と膝を着いて座り込み唖然としていた。
レ「(コ・・コイツ等、只者じゃねぇ・・・!妖精に化けた、化け物だ・・・!)」
目の前にいる化け物を見て、レガフの顔色は徐々に青ざめていった。その時―――――、
リョ「おい。」
背後から鋭く尖った矢のように降ってきた声にレガフは体を震わせた。振り向かなくても、背後から感じる怒りのオーラにレガフは歯をガチガチ鳴らす事しか出来なかった。が、覚悟を決めてゆっくりと振り返る。
レ「!!!」
レガフを息を呑んだ。
背後にいたのは両手に『銀覇剣』、『天力剣』を持ち、口に『嵐真剣』を銜えたリョウだった。リョウの茶色い瞳は鋭い光が宿っており、「裁き」の言葉しか映っていなかった。
リョ「お前は、聖剣使いの名を汚した。」
リョウの淡々とした声が会場に響き渡る。
リョ「聖剣で多くの命を奪い、多くの人間を悲しませてきた。お前は正真正銘の、『闇』の聖剣使いだ。」
リョウの怒りのオーラがさっきよりも濃くなったのをレガフは感じた。
リョ「俺の命、聖剣が欲しければいくらでもくれてやる。だが―――俺の大切な仲間を傷つけ、悲しませた事だけは、ぜってェに許す事が出来ねェ。お前も、お前の仲間もな。」
リョウが『銀覇剣』と『天力剣』を持った両手を構えた。『銀覇剣』が銀色の光り輝き、『天力剣』が淡い水色に光り輝き、『嵐真剣』が青く光り輝いた。
リョ「お前にはもう、聖剣を持つ資格はねェ。今まで犯してきた罪を償い、その誠心を改めろォッ!!」
レガフに『銀覇剣』と『天力剣』を振りかざした。
リョ「銀天嵐切ッ!!!」
レ「グアアァアァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
リョウがレガフを斬りつけた。
その様子を見ていたヤジマが呟いた。
ヤ「聖なる剣を持つ『光』の剣士・・・まさしく聖剣士だねぇ。」
レガフがやられたのと同時に、観客席を覆っていた屈折壁が消え、王国の軍隊数名とラハールが仕切る第4検束部隊が入って来た。
軍1「さぁ立て。」
リ「放せっ!」
ハビ「触るな。」
軍2「おい、大人しくしろ。
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