決闘と小さな相棒
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と牡牛みたいな生物が走ってきた。
「では俺も相棒を呼ぶとするかな。来い、テテ」
俺の目の前に光がでて中から小さい竜のような生物が出てくる。
頭にゴーグル付きの帽子をかぶり小さな腕(とういうか手)を組んでどうどうと仁王立ちしている。
「それがお前の相棒かい?ずいぶんと弱そうじゃないか!そんなんじゃ僕のカローヴァには勝てないね!」
カローヴァと呼ばれた牛は人よりやや大きいくらいだがテテは膝まであるかないかくらいの小ささだ。
「見た目で判断すると痛い目を見るぞ……後、言っておくが今からやるのは決闘ではないからな。俺はお前を許さない、ある程度、攻撃させてもらう」
「僕はお前を殺したいしそれでもかまわないよ」
「では、始めようか」
俺がそういった瞬間相手は……
「フレイム・ボール!!」
と火球を放ち、牛はテテに向かって走り出した。
一方テテはチャージした後、走り始めた。
俺は、魔力を脚に纏わりつかせ火球を蹴って消し飛ばした。それに相手は驚愕している。
「っな!!フレイム・ボールを蹴り飛ばして消すだと!!」
そして俺は高くジャンプする。
「幽幻十交拳」
そう言った瞬間、アルの姿は消え、いつの間にかカニスの後ろにいた。
そしてカニスの持っていた杖は三つに別れポロポロと落ちた。
それと同時にテテは走って。
「ふー!!タッ!!」
テテは飛び上がり牛の額に向かって頭突きした。
ゴッという音がしてテテは着地すると同時に牛はずううんと倒れた。テテは無表情?にその場で小さな手でジャブをし始めた。
それを見ていた観客は唖然として、サイトは
「うわー!すっげー強いなあいつ!」
と見ていた。
カニスは杖がなくなったことと自分の使い魔がやられたのを見ると顔を歪め。
「そ、そんなばかな……嘘だ、僕の杖が……カローヴァが一撃でやられるなんて」
「残念だが事実だ」
その声にようやく俺の存在に気づき後ろに振り向いたカニスにトドメをさす。
「三連激」
そう言ってから俺は、カニスに正拳突きしたあとボディブローで浮かしサマーサルトキックをくらわせる。
サイトは
(人ってあんなに飛ぶんだ)
と思ってみていた。
カニスはまるで体重がないかのごとく飛びそして落ちた。
そして俺は仰向けに倒れているカニスに近づきまだ意識があることを確認した後。
「召喚・シャインセイバー」
カニスの上から5本の剣が出てきてカニスに降り注ぐ。
「ひぃ!!」
目をつぶるカニス。
剣はすべてぎりぎりのところで地面に刺さる。
「これに懲りたらもうあんなばかげたことはやめるんだな」
俺がそういった後、カニスは気絶しまわり
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