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転生者物語・外伝『百合の勇者シャインエーカー』
第一話・勇気に代わる力。それは百合!?
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そして、ついに聖勇者シャインエーカーが復活した。

「これは・・・」

合体してようやく意識が戻ったのか、シャインエーカーは自分の身体を見ていた。その時・・・

『ど、どうなってるの!?』

『ここ何処!?』

自身の体内から声が聞こえた。シャインエーカーが体内に意識を向けると、先程助けようとした女子高生二人が自分と融合している事に気づく。そして、自分が完全に意識を失う直前に見た光景を思い出した。

「そうか、君たちが・・・巻き込んで済まない。だが、この世界の平和を守るため、力を貸してくれ!!」

『えっ!?急にそんな事言われても・・・どうしよう、春香!!』

『う〜ん・・・まあ、さっきも私たちを助けようとしてくれたんだし、悪い人じゃないと思うけど。』

『確かに、そうだね。よーし!悪い奴らをどんどんやっつけて行こう!!』

「引き受けてくれるのか!」

『うん。私、園田優。これからよろしく!』

『優ちゃんの親友の高山春香です!』

「私は聖勇者シャイン。この姿の時はシャインエーカーだ。さて。」

互いに自己紹介を終えた三人は、指揮官タイプへと向き直り宣言した。

「これ以上、この平和な世界を荒らすのは、この聖勇者シャインエーカーが赦さん!!!」

そして、背中から一方の剣を引き抜き構える。

「シャインブレード!!!」

「よーし、新入り!お前が決めろ!!!」

「一発かましてやれ!!」

すると、周りの派遣転生者達がシャインエーカーに声援を送った。

「分かりました。行くぞ!!!」

彼はそれに答え、指揮官タイプに突撃する。もちろん、敵も全身に装備された火器で反撃するが、シャインエーカーはそれを全て躱して行った。そして・・・

「コロナスラッシュ!!!」

見事、指揮官タイプを一刀両断する。そして、指揮官タイプが爆発すると、残りの敵部隊も消滅して行ったのであった。




どこかにある空間。そこで、様々な世界に怨念を送る悪質転生者の基地があった。

「おのれ・・・またしてもあんなオモチャみたいなロボットに!!!」

モニターでシャインエーカーの活躍を見た悪質転生者はまるで苛立ちを隠す様子が無かった。

「しかも、春ぽっぽと優を取り込みやがって!シャインエーカーとか言ったな。必ずぶっ壊してやる!!!」

そして、悪質転生者は新たな軍隊を用意するのであった。


続く


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