第一話・勇気に代わる力。それは百合!?
[5/6]
[1]次 [9]前 最後 最初
とする。だが、別の敵が彼の前に立ちはだかった。
「邪魔をするな!!」
ルナはルナブレードを振るうが、敵はそれを剣で受け止める。
「こいつ、手強いぞ!?」
そして、ルナは完全にその敵に足止めされてしまった。
一方、シャインは必死に瓦礫の重量と晒される攻撃に耐えていた。攻撃は激しく、女子高生二人もシャインの巨体に守られている状態で、瓦礫の下から出る事が出来ない。
「ぐっ・・・おのれ・・・」
それでも、シャインは必死に攻撃を耐え続けた。だが・・・
「がああああああああ!!!」
一発の光線が、彼の身体を貫いた。
「もはや、これまでか・・・」
そして、シャインは機能を停止してしまい、瓦礫が女子高生二人の上に降り注いだ。だが、彼女達は恐怖が一周回って逆に冷静になったのか、悲鳴を上げなかった。
「春香・・・」
「どうしたの、優ちゃん。」
「私たち、もうお終いだね。だからさ、最後に“キス”しようよ。」
「・・・うん。」
そして、二人は唇を重ねた。
「シャイィィィィン!!!」
身体を光線に貫かれ、瓦礫の下に消えたシャインを見てルナが叫んだ。その時、敵部隊の奥から大型の機動兵器が現れた。
「間違い無い。奴が指揮官タイプだ!!」
ファイヤー・プライムが叫ぶ。巨大な機動兵器。それは『機動戦士ガンダムSEEDデスティニー』に登場する巨大MS『デストロイガンダム』であった。やはり、この機体も装甲や部品の一部が欠けたゾンビのような姿をしている。
「貴様が・・・絶対に赦さん!!!」
「待て、ルナ!迂闊に近づいてはダメだ!!」
それを見たルナが突撃しようとするが、ファイヤー・プライムに制止された。その時・・・シャイン達の埋まった瓦礫の下から光が漏れ出て来たのである。
「何だ!?」
派遣転生者部隊はもちろん、敵までもがそれに注視した。すると、瓦礫が吹き飛ばされその下から無傷のシャインと女子高生二人が出て来たのである。
「シャイン!」
「無事だったのか!」
それを見て叫ぶルナとファイヤー・プライム。
「スカイエーカー!!!」
すると、シャインは自身のサポートメカである大型ジェット機、スカイエーカーを召喚した。スカイエーカーはそのまま人型へと変形する。そして、胸部の装甲が開いた。
「とうっ!」
そして、シャインが飛び上がってパトカーに変形すると、車体が二つに折りたたまれてそこへ収納された。さらに、額からあの女子高生二人に向かって光が伸びる。
「きゃっ!?」
「な、何!?」
そして、二人は光に引っ張られ、額の中へ吸い込まれた。
「太陽合体!シャインエーカー!!!」
[1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ