第一話・勇気に代わる力。それは百合!?
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「晶、涼・・・済まない。」
「私たちは約束する。必ず呪いを解いて君たちの所に戻って来る事を。」
「うん。」
「待ってるからな!」
互いに約束を交わす二組。その時、神が言った。
『それでは、二人には別の世界に行ってもらおう。そこでならほぼ確実に新たなパートナーを見つけられるハズだ。』
「分かりました。」
「行きましょう。」
『ああ。それと、この二人の少年は私が責任を持って元の世界に返す。』
「ありがとうございます。」
「じゃあ、二人とも。待っていてくれ。」
「うん。」
「またな!」
そして、シャインとルナは新たな世界へと旅立って行った。
旅立ったシャインとルナはまず、行き先の世界の神に会っていた。
『あなた達が新しい派遣転生者ですか?』
「はい。聖勇者シャインと申します。」
「同じく、ルナ。」
『はい。これからよろしくお願いします。』
「ところで、貴方の世界はどういった所なのですか?」
シャインがそう聞くと、この世界の神はこう答える。
『私の世界は「桜Trick」と呼ばれている本来争いの無い日常系作品の世界なのです。』
「本来・・・と言う事は我々の行く世界はそうではなくなっているのですね。」
『はい。私の世界のような平和な世界に争いを持ち込む悪質な転生者は多いのですが、貴方達の行く世界はその中でも最悪のものです。』
「と言うと?」
『ある転生者が、争いの存在する様々な世界の犠牲者の怨念を操り、平和な世界へと次々に送りました。』
「何だって!?」
『当然、私も防ごうとしましたが、全ては防ぎ切れず・・・』
「分かりました。我々に任せて下さい。」
「必ず、世界に平和を取り戻して見せます。」
『ありがとうございます。先に居る転生者の方々には既に説明済みなので、安心して行って下さい。では、ご武運を。』
そう言うと、神は世界へ繋がるゲートを開いた。
「「チェーンジ!!」」
そして、シャインはパトカー、ルナは救急車へ変形し、ゲートを潜るのであった。
ゲートを潜った二人は町の中へと出た。
「ここがそうか・・・確かに、平和そうな世界だ。」
「とりあえず、新たなパートナーを探すとしよう。」
そして、彼らがパートナーを探し始めようとした時だった。
チュドーン!!!
遠くで爆発音が聞こえた。
「何だ今のは!?」
「どうやら、パートナーを探すのは後になりそうだな。」
「ああ。行くぞ!!」
そして、二人は爆発のあった場所へと向かった。
爆発のあった場所では、この世界に派遣されてきた勇
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