第一話・勇気に代わる力。それは百合!?
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ングジェイク』がシャインとルナの身体を解析していた。
「これは!?」
「何か分かったの?」
解析結果が出たのか、驚愕した様子を見せたリングジェイクに晶が聞いた。
「それがじゃな・・・」
そして、リングジェイクが説明を始めようとした時だった。
「ぐっ・・・」
「ここは・・・」
シャインとルナが目を覚ました。
「シャイン!大丈夫!!」
「ルナ!どこかおかしくはないか!!」
早速、晶と涼が二人に駆け寄った。
「ああ。何とか大丈夫だ。」
「しかし、奴が最後に放った呪いは一体・・・」
「それについては、これから説明しよう。」
すると、リングジェイクがモニターにある画像を映し出した。
「この呪いはどうもお前さん達の本体と言える精神エネルギーにまで及んでおる。そして、それによりお前さん達の力の源が勇気から別の物に変わってしまったのじゃ。」
「別の物に!?」
「それは一体?」
「うむ、それはじゃな・・・」
シャインとルナが聞くと、リングジェイクは急に口ごもり出した。
「その、大変言いにくいのじゃが・・・百合じゃ。」
「百合?」
「百合って、あの花の?」
リングジェイクの口からでた言葉に首を傾げる晶と涼。だが、彼は首を横に振ってこう答えた。
「いや、そうじゃない。GL、つまりガールズラブ、女の子同志の恋愛という意味じゃ。」
「「「「は?」」」」
それを聞いた四人は固まってしまった。だが、シャインとルナは直ぐに復活し、リングジェイクに詰め寄った。
「ちょっと待て!」
「それはどう言う意味だ!!」
「いや、言葉通りの意味なんじゃが・・・」
「何とかならないの?」
さらに、晶と涼まで詰め寄って来る。
「残念じゃが、この呪いは二人の魂の奥深くまで浸透しておる。解呪はほぼ不可能じゃ。」
「そんな・・・」
「では、もう私達はもう戦う事が出来ないのか・・・」
残酷過ぎる真実にショックを受ける四人。だが、そこへある声が響いた。
『いや、全く戦えなくなった訳ではない。』
「この声は!?」
この場に居る全員が声のした方を向くと、そこにはこの世界を管理する神が居た。
「神様。その言葉はどう言う意味ですか?」
リングジェイクが代表して聞いた。すると、神はこう答える。
『簡単な話だ。別のパートナーを見つければいい。』
「別のパートナー?」
「確かに、そうだが・・・」
シャインとルナは晶と涼の方を見た。すると、彼らはこう答える。
「僕らは大丈夫だよ。」
「わがまま言うより、ルナ達が沢山の人を助けられる事が重要だからな。」
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