コードギアスR2
0611話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、アクセル! 私の話を聞け。そしてきちんと聞いて、聞いて、聞け!」
「あー、分かった分かった。話を聞くから暴れるな」
両手を大きく振りながら叫ぶスレイ。その手に持っていたコップをテーブルの上に置いておいたのがせめてもの救いか。
「いいか、お前はだな。いつもいつも、散々人に気を持たせるような事ばかりしている。それなのに、肝心な時には惚ける! 分かっているのかぁっ!?」
「あー、そうだな。俺が悪いんだな。今度から気を付けるよ」
酔っ払いの相手をまともに出来る筈も無く、焼きたてのたこ焼きを口へと運びながら烏龍茶を傾ける。
「だーかーらー! きちんと私の話を聞けっていってるんだ、この鈍感男がぁっ!」
「聞いてる、聞いてるから。……香凛、女同士って事でスレイをどうにかしてくれないか?」
「無理よ。大体、酒に弱いのに度数の高い老酒なんか飲むからそうなるんでしょ。自業自得よ」
「……いや、絡まれている俺にしてみれば全くの被害者なんだが」
「それこそスレイの言動を見る限り、自業自得に近いと思うんだけど」
「こらぁっ! アクセル! 私という女がいながら、まーた他の女を口説こうというのか! 見ろ、私の方が香凛よりも身体付きも女らしいぞ!」
そう言い、その大きな胸を俺へと押しつけて来るスレイ。
確かに香凛はどちらかと言えばスレンダー体型で、胸の大きさという意味ではスレイの方が圧倒していた。
「くっくっく。もてる男は辛いな、アクセル」
洪古はと言えば、そんな俺達のやり取りをいい酒の肴だと言わんばかりに笑って見ている。
「そうね。私と違って胸の大きい相手にくっつかれて随分と幸せそうね」
微妙にスレイの言葉に腹を立ててるのだろう。目元をピクリとさせながらも『星刻様は私くらいの胸が……』とか『こんな女誑しを友人に持つとか星刻様に悪い影響が……』とか呟いていた。
「おいっ! 大体だな、お前はいつもいつも女と見れば手を出して……」
「待て、それはさすがに誹謗中傷だぞ。別に俺はそんなに……」
「へえ。恋人が3人もいるのに? 将来的には更に4人増えるのは確定なのに? それでも誹謗中傷だと?」
ジト目で俺を睨みつけてくるスレイ。というか、俺に絡みつくような体勢でジト目を向けてきているのだが、それだけに顔の位置が近い。近すぎる。それこそ俺の目の前にスレイの顔があるという、後数cm顔を近づければキスしてしまいそうな距離で睨みつけられても非常に困るんだが。
「聞いてるのか、アクセル! 大体お前はなぁ……」
と、色々と言ってはいるのだが、こうも身体に密着されているとスレイの身体の色々と危険な部分が俺の身体に当たっている訳で……いわゆる当ててんのよ状態に近い。それにアルコールを飲んだ為だろう。ス
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ