追尾とモノシフト
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、上から風の槍が落ちる。だが、風の槍は火竜の鱗に当たっても傷一つつけることはできなかった。
続けて詠唱を開始する。
「慈悲深き氷霊にて、清冽なる棺に眠れ、フリジットコフィン」
火竜の周りに冷気が集まり、上から氷の剣が落ちてきて火竜に当たるがそれでも傷をつけられない。
「どんだけ硬いんだあの鱗」
今まで魔法が通じない相手はいなかったが、あの竜には傷一つつけられない。
あの鱗に当たった瞬間、魔法が打ち消される感じだ……もしかしたら魔法無効化の効果があるのかもしれない。
そうなると、魔法以外で倒さないといけない。召喚獣を召喚するのもいいが、あの鱗を突破できそうな強力なもので、空を飛べるやつとなると数は限られてくる。Sランクの召喚獣じゃないとまず無理そうだ。
FFTの召喚獣を使うか……でも、あれはトドメ用だな……
そういえばモノシフトを使えるようになってたんだったか、試してなかったし良い機会かもしれない。
よし、そうと決まれば。
あの時、体の中に入り込んだ赤い魔石に意識を集中する。魔力を使う感じでやってみたが、手ごたえはあった。
俺の体から赤い光があふれ出していく、そして光が一瞬強くなってから消えると魔石の守護者と似たような姿になっていた。
若干鎧のデザインが違うのと(額当ては変わらなかった)、マフラーが消えずに残っていた。
どうやら成功したらしい。
念じると弓がでてくる。なんとなく能力の使い方が分かるのは体内の魔石の影響か……
まぁとりあえず攻撃するか、ワイヴァーンがさっきからずっと俺を落とさないように攻撃を回避してるし。
「ライデンミサイル、続けてスプラインアロー」
弓に雷が集まって球体になり、火竜に向かって撃ちだされる。そして次に四つの青い光の矢が撃ちだされた。(スプラインアローが前と違うのは使われたシリーズが違うから)
「グオオオオオオオオオオオ!!」
火竜に攻撃が当たったとたん火竜は吼えた。
どうやらダメージが与えられたようだ。
俺は弓を消し、今度は銃を取り出す。どうやら自分の使える武器ならどれでも出せるようだ。
「三連星射」
三連続で銃を撃つ。1回目で鱗に罅をいれ、2回目で鱗を壊し、3回目で鱗のなくなった部分を撃ち抜いた。
「グギャアアアアアアア!!!」
次は銃を消し、斧を取り出す。
「ブーメランアクス」
斧を思いっきり投げ飛ばすとものすごい勢いで回転しながら火竜を斬りつけてこちらに戻ってくる。
火竜は吼えながら若干ふらついたもののすぐに体勢を立て直し、怒りの咆哮をあげると火竜の周りを炎が漂い始め、その炎がこちらに向かってどんどん飛んで来る。
「こんなことも出来たのか……!」
俺は武器を槍に持ち替え
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