暁 〜小説投稿サイト〜
流星のロックマン STARDUST BEGINS
憎悪との対峙
22 秋から冬へ
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ね。ミソラのファンの人からは非難もされたし、逆に私のファンの人たちはファンレターと一緒に送れば私が作詞して歌ってくれると思って曲をたくさん送ってきちゃったりしてね。フゥ...朝ごはんはパンと牛乳だけか....」

そしてCDが発売された後、ミソラが作曲編曲をしたA面の『Blizzard Light』を事務所やレーベルも宣伝したが、ネット上ではB面の『Winter Footsteps』の方がいいと評判になり、シングルの分割ダウンロード販売ではB面の売上が既に歌手としてオリコン上位の常連であるミソラのA面の売上を圧倒的に上回ってしまうという異常事態が起こった。
それによってミソラの事務所とファンからは非難轟々だったが、その裏では多くの音楽のレコード会社はこの作曲した『アキト』の正体を探る動きが活発になった。
この時、スズカはとんでもないことをしてしまったことを理解した。
その後、自分のラジオで『実はこの曲を作曲してくれたアキトさんは皆さん同様、大切なファンの1人であり、私が無名の頃から応援してくださっている大切な方で、どうしてもお礼がしたくてメッセージを込めて作詞して発表させていただいたんです。この方は一般の方で決して芸能関係の方ではありません。そのため報道や音楽関係のスカウトなどはプライバシーを遵守し、私の大切な人を傷つけないように配慮して頂きたいと思います』とメッセージを発し、事態はひと通りの収束を得た。
しかし未だに『アキト』による新曲やメジャーデビューを望む根強いファンも多く、ネット上では『スズカ×アキト』のユニットファンクラブなんてものまで出来てしまっていた。

「そうだね...最近、クレープ食べてないもんね...ロッポンドーヒルズのクレープ屋さんは美味しいって聞くし、今度行ってみたいなぁ」
「あぁ、とっても美味しかったよ。ブルーベリーソースだったけど」
「え!?スズカ、食べに行ったの?」
「うん、この間のオフの日に」
「裏切り者ぉ....」
「でもミソラは愛しのスバルくんと行くんでしょ?ソッチの方が羨ましいなぁ....私の王子様は誰よりも私を分かってくれて誰よりも遠い存在な気がするもの」
「私はそのミステリアス感が羨ましいよ。なんだか恋愛小説みたいじゃん?」
「そんな...」

スズカとミソラはそんなことを話しつつ、制服に着替えた。
久しぶりでリボンがうまく結べない。
しかしなんとか着替えると、廊下を歩いて地下駐車場で車の準備を済ませて待っているマネージャーのものに向かった。
しかしミソラは途中で大切なことに気づいた。

「あ!イケナイ!!」
「どうしたの?」
「スマホとノートと教科書と筆記用具の入ったバッグごと控室に置いてきちゃった....」
「もう...何しに学校にいくのか分からないよ...次のテ
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