憎悪との対峙
22 秋から冬へ
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丈夫です」
「てか、ネット使えねぇのに休みがエンジョイできるわけねぇだろ!」
リサとマヤの2人は休みだというのに、緊急事態のため呼び出された。
シドウは本当に申し訳無さそうに謝るが、2人は全く気にせずに自分のデスクに座った。
そして才葉シティのインターネット管制システムについてのデータが入ったUSBメモリを受け取った。
「これがデンサンシティと才葉シティのサーバーシステムの攻撃手口、確実とは言えませんが同一犯の可能性が高いです」
「そうだね、姉ちゃん。どちらもサーバーは中のファイルシステムがメチャメチャにされてるだけじゃなく、サーバーマシン自体のCPUのクロックを正常値を逸脱する程に上昇させることで発熱・発火、サーバールームの他のサブシステムまでもダウンさせるという手口だ。ただの愉快犯や調子に乗ったスクリプトキディじゃない」
リサとマヤはキーボードを叩き、かろうじて復旧できたデータの解析に移る。
Lisa@waxa-central-sys:mnt# ./home/Lisa/analays/decode.rb code4
Decoding
<===================================>
Completed.
ASCII Text File 19KB
Assembly Program
Maya@waxa-central-sys:mnt# ./home/Maya/analays/ac_log sys.log
Ok.
List captured.
2XXX-10-29-22:44 from 192.168.0.4 | Welcome to SAIBA-City Entrance
2XXX-10-29-22:44 from 192.168.0.4 | user root
2XXX-10-29-22:44 from 192.168.0.4 | pass1 jt8j403jg9444n
2XXX-10-29-22:44 from 192.168.0.4 | pass2 kn44jgfir41vgq
2XXX-10-29-22:45 from 192.168.0.4 | pass 3 ntlsxp2j9ma02
2XXX-10-29-22:45 from 192.168.0.4 | ok Welcome root
「ん?アカツキ!才葉シティのインターネット管制システムの職員のPCのデータは?」
「いや...ここには無いが...」
「どうしたの、マヤちゃん?」
マヤは1つのおかしな点に気づいた。
それはサーバーが攻撃を受けたというわけではないのだ。
「犯人は昨日夜、ローカルネット経由でシステムにアクセスしてる。それも同じ館内の
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