来たるはブロンド貴公子とプラチナ軍人(?)……です。
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ホッケー。」
あえて10連戦連敗のアーケード・エアホッケーの勝負を挑んでくる弾に俺は……
「お前ってほんと……馬鹿だな。」
と返した。もちろん、ゲーセンで弾を打ち負かして連勝記録を18に伸ばしたのは言うまでもない。
IS操縦者は伊達じゃない。―――なんてな。
●
○Noside
休日が明けて今日は月曜日。もちろん、襲撃事件があってもIS学園は平常運転で授業はあった。
校舎に被害がなかったのが幸いしたとも言われていた。
「春奈さんのISスーツってRCI社製の物だったよね?」
春奈は仲のいい相川清香がISスーツについてを聞いてきたのに応じて返答する。
「うん。そうだよ?」
「あの生地結構質感よくて好きなんだけど……値段が高くない?」
「最近は値下げのために社長さんが頑張ってるって聞いたけどな〜……今度回してもらえるか聞いてあげようか?」
「いいの!?」
「あんまし大きな声は出さないでね……じゃあ今度頼んでみるよ。」
ISスーツは学校指定の物に慣れたあと各自オーダーメイドで作るのが主流となっていた。
RCI社はその分野ではかなり名を上げており、高級ブランドとして取引されていた。
それを用意する期間になってきていたので清香は春奈に頼んだのである。
「もう予鈴もなるし千冬ね……織斑先生が来るから清香ちゃんも座ったほうがいいよ。」
「うん、じゃあお願いね。」
ルンルンという感じで清香は席に戻っていく。
「諸君、おはよう。」
『おはようございます!』
数分後千冬は教壇に登って挨拶と共に連絡事項を述べた。
いよいよISを使った実際の訓練を始めることを生徒たちに伝えた。
「私からは以上だ。では、山田先生。ホームルームを」
「は、はい。」
真耶は何やらドアに手招きをしている。
「皆さん、おはようございます。今日はまずサプライズが。」
真耶の言葉は間を空けて生徒たちの好奇心を増幅させた。
「なんと、今日は転校生2人を紹介します!」
『えええええ!?』
教室がざわめきで揺れる。と、そこへ千冬が教師用の机を出席簿でバシンッと叩く。
「静粛に。まだ話の途中だ。」
生徒たちはピタリと止まった。
「では、デュノア、ボーデヴィッヒ。入ってこい。」
千冬に呼ばれた二人の転校生が教室に入ってきた。
一人は金髪。もう一人はキレイな銀髪を靡かせて教壇に立った。
直後、教室が固まった。
「シャルル・デュノアです。よろしくね?」
その少年の柔らかな微笑みは寸分狂わず少女たちのハートを打ち抜いた。
「フランスから来ました。日本については予備知識
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