はぐれ召喚獣
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ギン達の下に一瞬で魔方陣ができ、上から雷の剣が落ちる。
サハギン達は黒焦げになった。
クロはうまくサハギン2匹を誘導してくれたおかげで2匹同時にしとめることが出来た。
「クロありがとな」
頭を撫でながらお礼を言うと嬉しそうに鳴いてから還って行った。
俺はサハギンのほうに向く。
「すまんな……、せめて墓はたてる」
穴を掘りサハギンを埋めて墓を作り、桟橋のほうに向くと船が飛び立っていった。
「間に合わなかったな……さて、これからどうするか……」
そこで神の爺さんのことを思い出し。
「……あのサハギン送ったのもどうせ爺さんだろう」
いつもは寝ないと爺さんの場所にいけないが……
そう思い空を見上げた。
神 SIDE
「ふぅ、サハギンを送ることにやっと成功したわい。でもこれから色んなものがあの世界に送れるようになった。ふふふ……楽しみじゃのう」
その時、後ろからバチバチと音がして振り返ってみると。
「な、なんじゃ!?」
小さな時空の狭間が出来ていて、手が少し見えていた。
手は時空の狭間を押し広げ始め、人が一人通れるくらいの大きさになると引っ込み。
「……なにが楽しみなんだ?」
低く底から響くような声が聞こえた。
「こ、この声……まさか!!」
「おい、じじい。サハギン送ったのお前だろ」
「どうやってここに!、おぬしの夢としか繋げてないはずじゃぞ!!」
「気合で来た」
「き、気合じゃと!!」
お、おかしい。こんな能力与えてないはずじゃ。ほんとに気合で来たというのか!!
「で、なにが楽しみなんだ?」
あ、もうだめじゃ
SIDE OUT
俺は気合で神のいる空間に入り込んだ。
すると。
「……楽しみじゃのう」
などと聞こえてきた。
何が楽しみなのか聞きださねぇとな……
少し爺さんと会話した後、爺さんに聞く。
「で、なにが楽しみなんだ?」
爺さんが観念したようで話し始める。
「おぬしの今いる世界に色んなものを送れるようにしたのじゃ」
「色んなものとは?」
「サハギンのようなはぐれ召喚獣や人などの生物や、あらゆる物などじゃ」
「ほう、で、その送れる様にするための実験かなにかでサハギンを使ったと」
「そ、そうじゃ」
「サハギンは元の世界に戻すことは出来たのか?」
「それは無理じゃのう。無理やり送ったし」
「……サハギンを殺してしまった俺も悪いと思うが、二度と還れないようにしたじじいも悪いと思わないか?」
「……」
「それにあのサハギン、自我がなくなってた。それもじじいが原因か?」
自我がなくなってたか正確には
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