『第四十話』〜探求〜
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と笑って飛んで行った。
「まさか自分の分身に注意されるなんてな」
[分身は元々お前の魔力から肉体を作りだすんだ。魔力は体の一部、血の一緒みたいなもんだ。お前よりも体の事は分かってるんだよ]
「そんなこと知ってるよ。ただ、情けないなと思っただけだ」
[……そうか]
俺は地面に寝転がりながらソウルとそんな話をする。
分身の言った通り、結構疲労してるな。魔力も七割なくなっている。この世界は魔力も腐敗しているから魔力収集を介しての魔力回復もできない。したら最後、体の中から腐敗し始めて俺もアンデッドの仲間入りだな。それは勘弁だ。
そんな中、ソウルが
[ん? 拓斗、通信が入った]
そんなことを言った。
「通信? 俺がこの世界にいるのは誰も知らないはずだが、一体誰だ?」
[地球にいる分身だよ。繋げるぞ]
「あぁ」
俺が了承すると、目の前に自分と全く同じ顔をした分身の投影ディスプレイが現れる。まぁ、分身だから顔が同じなのは当たり前だな。
「どうした? いきなり通信だなんて、何か仕事で異常が発生したのか?」
『いや、仕事は順調だよ。護衛対象を狙った暗殺者が二十五人程いたが全て捕縛したしな』
四日間で二十五人か。今はイギリス大統領の護衛だったか? なんか悪いことでもしてるのかもな。俺には関係ないが。
「だったらどうした? 何かのハプニングに巻き込まれたか? ハニートラップでも来たか?」
今言ったように、ボディガードの仕事においてはボディガードを減らそうと暗殺したり、ハニートラップを仕掛けたりすることが多い。暗殺者の基本手段の一つだな。
因みに俺の場合はハニートラップしか受けたことがない。全て回避して捕縛してやったがな。なんで俺の場合は暗殺されないんだ?
女性の暗殺者たちが拓斗を逆光源氏で将来の恋人にしようと考えているからです。 by作者
まぁ、暗殺なんてしようものなら全て捕縛して以前ひそかに創った魔法『10万回死ぬまで帰れま10』かけて俺を狙った事がどれだけ愚かなことかを思い知らせるまでだがな。
『先程クロノから通信が入ったんだ。それで本体に向かって欲しくてな』
「向かうって何処に?」
『アースラだよ
なのは、フェイト達が襲われた』
分身はそう言った。
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