『第四十話』〜探求〜
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だんだ! 集まって当然だろ!!]
「俺の肉喰らって命を得たいってか!? 冗談じゃねぇぞオイ!!」
そう叫びながら白夜で近づくアンデッド達を斬り伏せる。
[拓斗! 上だ!!]
「上? って嘘だろ!?」
ソウルの声に上を見上げると、空に怪鳥と翼竜型のアンデッドが急降下してきていた。
拓斗はそれを避け、すれ違いざまに全ての翼を斬り落としながら空へ飛翔する。
「我求むは火 荒ぶる炎よ 敵を穿て!『ソニックヒート』!!」
さらに高速の炎を放ち下方のアンデット達を焼き尽くす。
「一々面倒だ! 大きいので一掃するぞ!!」
[了解!]
拓斗は白夜を上に掲げ、巨大な魔力を放出する。
「我顕現するは光! 集え 精霊に導かれし光の河よ!!」
詠唱と共に、周囲から発生する光の粒子が彼を包み込む。
「照らせ! 邪なる牙を滅するために!!」
その光はまさに、邪悪を滅する聖なる光だった
「『聖なる輝き』!!」
その瞬間、世界は聖なる光に包まれた。
拓斗side
「ソウル、どうだ?」
[……半径30km範囲にはアンデッドの反応なし。大丈夫だろう]
「そうか、よかったぁ……」
もうアンデッド軍団は勘弁だぞ。
じつはアンデッド達との戦闘、四日間続いていた。
学校を後にしてすぐに次元世界を渡り始めたのだが、この世界に入ってすぐに大量のアンデッドに襲われたのだ。
そいつ等は撃退したが、次から次へと湧いて出てくるので全て撃退していたら四日経っていたという感じだ。
[どうする? 今日は休んで探索は明日にするか?]
「いや、30分ほど休んでから始めよう。こんな間にも闇の書ははやてを蝕んでいるんだ」
今は1秒でも時間が欲しいが、体を休ませないと効率が悪くなる。仕方ないことだな。
「一応、病んでいる間に分身にその辺の探索頼むか」
俺はそう呟いて『五人仙多異』を発動し分身を一体創りだす。
本体「そこらへんの探索、頼んでいいか?」
分身「いいよ。お前は30分と言わず2時間くらい休んでな。四日間ぶっ続けで戦ってたんだ。自分で思ってるよりも疲労がたまってるんだぞ?」
本体「は? でも「でももデモも鴨を何もない。とにかくお前は休め。いいな?」……わかったよ」
分身に注意されるなんて、情けないな。
分身「うん、それでいい。じゃ、俺は行くぞ」
本体「あぁ、頼むよ」
分身「任せとけって」
分身はニカッ
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