学院に来る王女
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女一行を迎えた。
王女が出たとたん生徒達から歓声があがる。
俺はタバサの隣でそれを見ながら。
「あれがこの国の姫さんか」
「……」
タバサがこちらを見てくる。
「ん?どうしたタバサ」
「なんでもない……」
うつむいた後、ポツリと。
「アルはどう思ってる?」
その呟きを聞いて。
「?よく分からないが、姫さんは確かに綺麗だがそれだけだ」
「?」
「俺は姫さんのことを何も知らない。だから綺麗だとは思うけどそれまでだ」
「……」
「それと外見の好みで言えば、姫さんよりタバサのほうが俺は好きだ」
「!?」
「珍しいものが見れたな……タバサが驚くなんて」
「……」
顔を少し赤くしながらむっとした表情でこちらを見てくる。
「悪かった」
「……」
しばらく、ジト目で見られることになった。
その後、王女の歓迎が終わって少ししてからサイトを呼び出した。
「さぁ、今日の鍛錬に来なかったことと昨日の夜のことを話してもらおうか」
目の前でサイトが正座しながら。
「……はい」
夜にルイズが自分に惚れていると思ってベットに忍び込んだことを全て話した。
「呆れるしかないな」
「うっ!」
なにやら精神ダメージを受けてるサイト
「思い込みが激しすぎるぞ。ポジティブ思考も行き過ぎはだめだな」
「うう……」
「だいたい、相手が自分に惚れてると思ったところでベットに忍び込むとは……」
「……」
「これは朝に精神の鍛錬もするしかないか……」
「す、すいませんでしたー!!」
土下座し始めたサイト。
「謝る相手が違うだろう。さて、明日から何をするかな」
「マジですみませんでした。もう調子にのってあんなことしません!!だから精神の鍛錬と言う名の拷問はやめてください!!」
青ざめて震えながらそんなことを言い出すサイト。
「鍛錬と拷問は違うぞ?それに拷問するなんて一部のやつのみだ」
「その一部の人たち死んでませんよね?」
「死んだら拷問にならないだろ」
サイトは少し沈黙した後。
「……変な薬とか飲ませてませんよね?」
「そもそも変な薬なんて作ってない。だが最近は実験d……協力者が少なくて困ってるけどな」
「は、はは、俺にくれる薬は安全ですか?」
「ああ、材料から安全なものしか使ってない」
心底ホッとしたような顔をされた。
「俺は協力を申し出てくれる人とかにしか危険なものは飲ませないぞ」
「とかにってなんですか?とかにって!」
「安心しろ、お前に危険なのは飲ませてないから……まぁ協力してくれるんなr「全
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