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蒼の使い魔は悪魔で召喚魔剣士
極楽鳥
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向かって飛んでいた。

「ヴァルハラ、死なない程度に手加減しろよ」

「……ガ」

了解といった感じで機械音がする。

そして俺は詠唱を開始する。

「凍牙、其は決別の剣と化し我が仇なす敵を切り伏せよ! 蒼剣、フリジットコフィン!!」

氷が剣となり火竜にあたる、切れ味は落としておいたから貫くことはない。火竜は落ちていく。
それを見た他の火竜が叫び、仲間を呼ぶ。

「行くぞ!ヴァルハラ!派手に暴れろ!!」

「……!!」

そしてヴァルハラと俺は火竜の群れに突っ込んだ。



タバサSIDE

「卵、取れたのね!」

シルフィードの言葉にタバサが頷く。

「は、ははは。私は夢でも見てるんでしょうか……たった一人の手によって火竜たちが次々と倒されてますよ」

上空の光景に唖然としていた。アルの呼び出したヴァルハラがビームで一気に火竜を倒したり。アルが魔法で次々と火竜を倒していく。

「もう、囮なんてもんじゃないのね。最初からお兄さまに任せとけばよかったのね」

シルフィードがそういう中タバサは思う。

(アルに頼りすぎてる気がする……私はほんとにアルを呼び出せるほどの潜在能力があったんだろうか。私はアルと……)

「……対等なの?」

呟く。

(強くなりたい……アルと対等になれるくらい)

上空の戦いを見上げながらタバサは決意した。



SIDE OUT



そして俺達は無事に卵をとることに成功した。

手に入れた卵の一つを皆で食べることになったのだが……

「「「「……」」」」

まずかった。普通にまずかった。そもそも食用には向かない味だ。だがこれをあのイザベラが食べるのなら、食べた時の様子を見させてもらうとしよう。

俺たちは、リュリュと別れてイザベラに卵を届けた後、テレビーでイザベラの様子を見ることになった。わりと良いものが見れた……シルフィードは爆笑した。



その後のリュリュ。

食品作りについて、真においしいものを作りたいならまず空腹について知るべきだと。ためしにしばらく飯を抜いたらどうだ?と提案した。

彼女はその後ほんとに三日間何も食べずに過ごし、空腹について知ることができたらしい。
少しは庶民の気持ちと食についてを知ることができたとお礼を言われた。

俺は彼女の研究に少し協力することになったりして、今でも連絡を取り合っている。
タバサもリュリュの研究に少し興味はあるらしく成果を俺に聞いてくる。

まあ、リュリュについてはこんな感じだ。

後、タバサが最近魔法や召喚獣について聞いてくるようになった。あと朝の鍛錬も見に来るようになった。
本人に聞いてみたら。

「強くなる」


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