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蒼の使い魔は悪魔で召喚魔剣士
ミノタウロス
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ラルカスは斧を振り上げる。ラルカスにとっての杖らしい。

「貴族相手の決闘だな。いざ」

タバサは冷たい声で言う。

「貴方は、もう貴族じゃない。血に飢えたけだもの」

闇の中、ラルカスの目が一瞬赤く光った。

「私は貴族だ。貴族らしく勝負をつけようではないか。エア・ハンマーだ」

タバサとラルカスが同時にエア・ハンマーを打ち出す。
だがタバサよりラルカスのほうが強力だ。タバサは吹き飛ばされるが俺はウィンドで壁にぶつかるまえに勢いを止める。

ラルカスはタバサに近づこうとするが、俺はラルカスとタバサの前に立つ。

「悪いな、決闘の邪魔をして。だが、俺はタバサの使い魔だからな、主人は守らせてもらう」

「どきたまえ、青年。私の魔法の威力を見ただろう?青年では私に勝てんよ」

「それはどうかな、化け物」

「青年も私を貴族じゃないというのかね?」

「貴族もなにも、お前はただの人食いの化け物だろう?まあ、俺も人は食わないが悪魔だから化け物ではあるかな」

翼を出しながら言う。

「取り消せ!私は貴族だ!悪魔よ!」

そう怒鳴った瞬間、ラルカスは頭を抱え、膝をつく。

「ふお……、うぉ……、ぐぅお……」

苦しそうに身をよじり、頭を抱えてのたうちまわり、目が鈍く、深い赤に光だし、その口からよだれが垂れ始めた。

「完全に化け物になったか?」

「ト、トリケセ……」

獣のうなり声のような声だ。

「断る」

「ト、トリケセ……、ウシロ、オンナ、ウマソウ。トリ……、オンナ、ウマソウ。タベル」

「悪いがタバサをお前に食べさるわけにはいかない」

俺はロックブレイクを相手の腹にぶち当て相手が少し浮かんだ所に

「灼熱の軌跡を以って野卑なる蛮行を滅せよ。スパイラルフレア」

俺の前から巨大な火球が生まれ、すごい勢いで飛び出しラルカスに当たった。

倒れたラルカスを覗き込むとぎりぎり生きてた。なんだかあっさりだな……魔法の威力が上がってるような……
タバサがライトの魔法を使いこちらに近寄ってくる。

ところどころ体が焼け焦げ煙をあげているが、正気を取り戻したらしいラルカスは語り始めた。

「……三年ほど前だ。子供を襲う夢を見た。獣のように、私は子供に食らいついていた。それから何度もそんな夢を見るようになった。ああ、始めは、夢だと思っていたよ。目が覚めて……、ああ、意識が戻って、そばに転がった子供の骨を見ても、それが現実のことだとは思えなかった」

「……」

ラルカスは徐々に自分の精神がミノタウロスに近づいてるとミノタウロスの意識が残ってたのと自分の心が体に近づいていった……その両方だろうとも。

死のうとしたが、己の命を絶つ勇気が無
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