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蒼の使い魔は悪魔で召喚魔剣士
ミノタウロス
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らずっとここで研究に打ち込んでいるらしい。
シルフィードは聞く。

「寂しくないのね?」

「もともと独り身だ。洞窟も、城も大して変わらぬ」

そういったラルカスはう、と呻いて頭を抑えた。

「どうしたのね?」

シルフィードは近づこうとするが。

「触るな!」

そう怒鳴られた。

「きゅい!」

シルフィードは咄嗟に俺の後ろに隠れる。しばらくラルカスは荒い息をついていたが、首を振り。

「……すまぬ。たまに頭痛が激しくなるのだ。まあ、些細な副作用さ。わかったら、もういいだろう。あのメイジたちを連れて村へ帰れ」

去り際にラルカスは、私のことは誰にも言うなと釘をさした。



村に帰ると歓声で迎えられ、明日そのメイジたちを役人に引き渡すことになった。

その夜は村をあげての料理が振舞われた。とっても貧しい村だからたいしたものは出ないが、タバサはもくもくとサラダを食べている。ずいぶん苦い野菜を食べているが、そういう味が好物らしい。

そんな中、村人達にメイジ達に村人が最近の子供の誘拐もお前らだろ!と言われメイジたちはそれはやっていないという。

そんな会話を聞いて。

タバサは少し考えた後、こちらに向き。

「アル」

「ああ、多分な」

そのやり取りにワケが分からないとシルフィード。

「お兄さま?お姉さま?」

そしてタバサは黙り、再び考え始めた。



翌朝

人攫い達を役人の下に連れて行くのにタバサも同行するはずだったが、出発の直前で用事があると同行しないことになった。

「用事ってなんなのね?」

シルフィードが聞いてくるので。

「まだ確証はないからな、なんとも言えん」

そして俺達は昨日の洞窟に着く。

「ラルカスさんに用事があるのね?」

そして中に入っていく。タバサはライトを唱え、杖の先に明かりを灯しながら進む。
途中でタバサは立ち止まる。シルフィードが近づこうとしてラルカスに怒られた場所だ
俺とタバサは石英の結晶に近づく、シルフィードは慌てて止めようと喚いたが気にしない

そして硬い鍾乳洞の床の中で土がむき出しになっている場所があった。

俺とタバサは土を掘ると中から出てきたものにシルフィードは驚く。

「ほ、骨なのね……」

人骨が出てきた。小さな頭蓋は、おそらく子供のもの。それがいくつもいくつも出てくる。
それにシルフィードは青ざめた。

「十年前にここに住み着いていたミノタウロスの犠牲者なのね?」

タバサは首を振り、俺は説明する。

「いや、これは新しすぎる。それほど劣化してないしな」

そこに洞窟の奥から、野太い声が響いた。

「……帰ったのではなかったのかね?」
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