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蒼の使い魔は悪魔で召喚魔剣士
ミノタウロス
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す。

「きゅい!すっきりするのね!」

今回始めて使ってみたが、なるほど結構効き目はいいらしい。

なに?そういうのは実験台達で実験してからにしろ?これは材料からして安全なものだしそんなものを実験台たちに使ったら仕置きにならんだろ。(大抵実験台の人達にはへまやらかした罰で飲ませてます)実験台にはもっと危なさそうなものを試す。

「そろそろ行く」

タバサが言い、俺達は案内されて洞窟に向かう。



「こんなことだろうと思ったのね」

例の洞窟の前で囮にされるシルフィード。
ジジの父は帰した素人がいても足手まといと、俺もいるからと言う事で納得してくれた。

ちなみに囮のシルフィードは髪を茶色に染められジジの服を着せられ縛られて転がされている。なにやら恨み言が聞こえるが、まあしかたない。俺は、変身は無理だし、男だからな。
なにやらシルフィードは怖がってるようだが、耐えてもらおう。

そしてしばらくすると、洞窟の中ではなく茂みからガサリと音がし動いた。俺達とはシルフィードをはさみ逆の方向だ。
シルフィードが伝説の風韻竜とは思えない情けない悲鳴をあげている。

次の瞬間、大きな牛の頭がのそっと現れた。
シルフィードの悲鳴はさらに激しくなる。

怪物はがっちりとした大男で手に大きな斧を下げ、ゆっくり辺りをうかがうようにしてシルフィードに近づく、シルフィードは慌ててるせいか縄が解けないようで、タバサと俺に助けを求めるが、俺達は出て行かない。
そしてミノタウロスはシルフィードの腕を掴む。

「いやぁあああああ!怖い〜〜〜〜〜〜!きゅいきゅいきゅーい!」

変化を解けば逃げられるのに、忘れてるな……

そしてミノタウロスはシルフィードに何か呟き、抱え上げ元来た方に引き返し始める。
そこでようやくそのミノタウロスがおかしいことに気付いたシルフィードはきゅい?という声を上げ小さく怒りの声を漏らし始めた。気付いたみたいだ。

そして尾行をしていくとカンテラの明かりが見え、ならず者が五人いた。
武器は錆びた短剣が二人、ホイールロック式の拳銃を持ったやつが二人、最後は長柄の槍を握ってる。

シルフィードは怒りを抑え怯えたフリをしている。
だがジジじゃないとすぐにばれ、エレズ村の村長の名前を言えといわれて、答えられずに困ってる。
そろそろだな……
男達がそれぞれの得物をシルフィードに突きつけた。

その瞬間、氷の矢と棒手裏剣が飛ぶ。

男達の手などを正確に突き立ち、男達は握った武器を落とす。

「お姉さま!お兄さま!」

俺達は男達の前に出る。男達は残った手で、武器を拾いあげようとするが。

「動くな、次は心臓を狙う」

突然現われた貴族に男達の戦意は喪失したようだ。利き腕
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