19話
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めに一度、その場を離れた。
指示を出し終え、先程の部屋に戻る途中、ザフィーラを発見したので道連れにする。動物がいると子供相手が楽になると考えたからだ。部屋に戻るとフェイトが泣き止ませた少女がエリオとキャロと遊んでいた。
「キャロ。エリオを手伝いに来たぞ」
「夕さん!」
「ザフィーラも」
ヴィヴィオはいきなり入ってきた知らない人物と狼に警戒心を持つ。だがすぐに興味が沸いたのかヴィヴィオの方から一人と一匹に近寄ってくる。
「おじちゃん逹、だあれ?」
夕をおじちゃんと呼んだことでキャロとエリオの顔が引きつり、ザフィーラが笑った気配がした。
「おじちゃんは島田夕。こっちがザフィーラって 言うんだよろしくね」
しかし、夕は全く動じない。様々な経験をした来た夕には他人に何と呼ばれようで動じるような柔な精神は持ち合わせていないのだ。笑顔のままヴィヴィオを撫でる。気持ち良さそうに撫でられていたヴィヴィオは今度はザフィーラに目を向ける。
「触ってごらん、もふもふだよ」
「………」
ヴィヴィオは恐る恐る、ザフィーラの毛並みを触る。すると
「もふもふ〜♪」
気に入ったのか抱きついて毛並みに顔を埋める。 その後、食堂から持ってきたケーキを三人(ヴィヴィオ、エリオ、キャロ)出してご機嫌を取った。そうしているうちになのはと剣が帰ってきたので後は任せて部屋に戻った夕だった。
おまけ。
聖王教会でなのは逹が六課設立に関わる予言を聞き終えていた。
「以上が六課設立の理由となります」
聖王教会騎士団の騎士カリム・グラシアと時空管理局提督クロノ・ハラウオンにより六課設立の全てが語られた。
「そしてこの六課設立の理由を知っているのは、この場にいる僕達以外だと伝説三提督。ハラウオン統括官と後、一人といる」
「後、一人?誰なのお兄ちゃん?」
「島田…いや。三河夕だ」
「へ?夕君?」
「何で夕が?」
なのは逹ですら知らなかったことを夕が知っていることに疑問を覚えたようだ。
「そこは私から説明するわ」
いざというときに何の縛りもなく動ける戦力が欲しくて夕を六課に誘ったこと、初めは真実を話さなかったがあっさり見破られたこと。嘘をつくならいざというときに皆を見殺しにしても逃げるという笑えない冗談を言われたことを話した。
「あはは。いざというときは皆を見殺しにしても逃げるか……相変わらず三河は厳しいな」
「聞いてた以上の方のようですね」
クロノは渇いた笑いを浮かべ、カリムは微笑んでいた。なのはとフェイトも
「はやてちゃん、何て無謀なことを」
「そうだよ、はやて。相手はあの夕だよ」
「言わんといて相手が悪かったって私も反省しとるんや」
それを見ていた剣
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