19話
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ぎきれる規模ではなかった。焦るシャマルに夕は冷静に言う。
「大丈夫ですよ、シャマル先生…もう、伝えましたから」
砲撃がヘリを直撃する前に剣がヘリと砲撃の間に割り込み。
「リミッター解除。双頭龍!」
叩き切った。
ヘリが砲撃されるのは剣の原作知識でわかっていた。本来はなのはにより止められる砲撃を剣が防ぐことにしたのは起こるかもしれないイレギュラーを未然に防ぎ、誰も死なせないためである。そのためには確実に砲撃を止めなければならない。しかし、砲撃者の位置とタイミングがわからなかったのだ。そこで気配察知ができる夕に協力を要請したのだ。今回、夕がヘリに乗ったのは砲撃者の気配を察知しその位置を剣に念話を伝えるためだったのだ。
砲撃者の位置さえわかれば砲撃に割って入るのはそう難しいことではない。最悪、剣が間に合わなくても夕が出て止めるつもりであった。(夕は奥の手なので出さないで済むに越したことはなかったが)
聖王教会の病院の前でヘリを下りた夕はここまで護衛してきた剣と顔を合わせ、頭上で片手を打ち合わせた。
「さすがだね。お疲れ様」
「どうも」
任務は無事に成功し、女の子は保護された。しかし、今回の事件で敵に予想以上に面倒な連中がいることが発覚した。
戦闘機人、誕生段階で機械に適応するように調整された人間。機械部品で強化され、〈IS〉と呼ばれる固有の能力を持っている存在。
今回の戦闘だけでも幻術、地中移動、巨大な砲撃のISが確認されている。 そのほかにも昆虫を操る召喚士の女の子に炎を操るユニゾンデバイスが敵にいるのがわかっている。
特に幻術は厄介でフェイトとなのはをその場に釘付けにし、はやてにリミッターの一部を解除した広域魔法を使用させた。
レリックを引きずっていた少女は聖王教会の病院で検査と治療を受けている。
「鍵を握るのは、あの少女か」
その件はあの子が目覚めてから考えてもいいな。
次の日
「おっ調度よいところにおった。一緒にきてや」
問答無用ではやてとフェイトに連れて行かれる夕。ある部屋の前で止まる。
「ここの部屋にな「うぇぇぇぇ!」子供の泣き声?」
はやてが部屋に入ると先の事件で保護された少女がなのはに抱きついて泣いていた。隣で剣が少女の頭を撫でているが一向に泣き止まない。
この子は確か、この間の事件で保護された少女か?オッドアイのせいなのか寝ている時とは受ける印象が違うな。少女を観察していると、はやてから念話がくる。
【夕君。この子の相手をお願いや】
【何故に俺?】
【聖王教会に行ってくるからや】
【………話すのか?】
【そうや】
【了解。その前に皆に指示だけ出してきていいか?】
【ええよ】
夕は生活補助スタッフに指示を出すた
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