19話
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夕がいつも通り作業を終えて廊下を歩いていると、私服姿のキャロが歩いてきた。
「よう、キャロ。出かけるのか?」
「はい!エリオ君と町に行くんです」
「そっか楽しんでくるといい」
「お土産買ってきますね」
「俺のことはいいから初めての休暇を楽しんできな」
「はい!」
キャロを一撫でして夕は食堂に向かっていった。
食堂で昼ごはんを食べていると。
「隣いいかな?」
「なのはか?」
「私もおるでぇ」
「私逹も昼ごはんなんだ」
「フェイトとはやてもか、三人が揃っているのは珍しいな」
それぞれがかなり忙しいのでこの三人が揃って食事を出きるのは案外少ない
「今日は急ぎの仕事もないし合わせたんや」
「なるほど。それでお三方は今日も仕事漬けか? フォワード陣も休みだし、剣でも誘ってどっかに行ってきたらどうなんだ?」
暗にデートでもしてこいと言っているのだ。
「それって、でっでででデート!?」
「剣と………デート」
「私は今日は無理や」
過剰に反応するなのは。妄想にふけるフェイト。 仕事で行けないと落ち込むはやて。こんなんで剣を射止められるのか彼女らは。親友の未来が少し心配になった夕であった。
それから1時間ほどして全体の非常通信がエリオから発される。
通信内容は、表向きの機動六課の設立理由になっているロストロギア〈レリック〉を腕に手錠で繋いだ幼い少女がマンホールから出てきたと言うものだった。
隊長陣はすぐに出撃する。今回は夕もシャマルと共にヘリに乗っている。
【夕君まで出撃するなんて、厄介なことになりそうね】
【いえ、俺は剣の奴に嫌な予感がするから同行してくれって言われたから乗っているだけです。まあ、用心するに越したことはないですからね】
【そう、剣君が…】
少女を保護し、病院に移動するヘリの中でシャマルと夕はヴァイスに聞こえない様に念話で会話する。
【すこし考え事に入りますんで念話を切ります】
【わかったわ。何か有ったら声をかける】
夕は目を閉じて、周辺の気配を探り始める。少しして、妙な気配が夕の探知に引っかかる。
人の気配、でも普通とは違う。それにこんな戦闘エリアに人がいるわけがない。夕はゆっくり目を開けて一言、発する。
「でかいのがヘリにくる。」
「え?…っ!クラールビント、プロテクションでヘリを守って!」
シャマルは最初、何を言っているかわからなかった。だがすぐに夕の言葉の意味を理解して周囲を結界で覆う。シャマル自身は何も察知してはいない。だが、過去に化け物じみた力でなのは逹を圧倒した夕の言葉は無視できるものではなかった。
その数十秒後、Sランク級の砲撃が放たれる。
「駄目。守り切れない!」
砲撃はシャマルの結界でも防
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