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「む、無月さん。」
「、、、、、、、、、、、、、、、、、、」
「無月さん。」
「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、」
「無月さん。」
一条は無月の肩を揺さぶりながら言う。
入学式はついさっき終わり、生徒達は体育館から出ていく。
が1人、ずっとさっきから座っている生徒が一名
それは入学式が始まる約20分前にも椅子に座って寝ていた無月だった。
一条は何かあったのか?
少し気になったので無月の元に向かってみると彼は
「お、起きてください。」
まさかとは思っていたが寝ていた。
人から見ると目を閉じクールさを出しているかの様に見えるが
よーく近づいて見れば分かる。
寝ている。しかも熟睡、顔は真剣な表情の様で少し子供ぽい
まぁ15歳の男子高校生となれば
まだ子供、こんな寝顔なのだろうと少し観察
そして大抵の生徒がその場から立ち上がり教室に向かおうとしている事に気付き
慌てて無月を起こそうする、それが今の現状だ。
それにしてもこの無月と言う少年は無茶苦茶だ。
入学式、高校に入る一つの儀式とも言える行事を多分、ずっと寝てたのだろう。
「起きてください!」
パシーン!何なら効果音が響く。
そして無月 零は目が覚めた。痛みと共に
「い、痛い。」
無月は赤くなっているオデコを触りつつ言う。
まさか入学式を寝てしまっていたとは自分のお気楽さに苦笑いしながら自分のクラス、教室に向かう。
「す、すいません。中々、起きなかったのでつ、つい」
「いや、俺を起こす為にやってくれたんだろ。ありがとな、一条」
「い、いえ」
一条は何故か少し顔を赤くしそっぽ向く。
やはり俺は何かしたのか?
初めて会った時も急にアタフタし始めたし急に自己紹介するし
「そう言えば一条のクラスは何組だ?」
「わ、私はF組です。」
「俺もF組だ。宜しくな!」
「そ、そうなんですか、宜しくお願い致します。」
ああ、そう言葉を返すと
無月と一条は止まる、喋っている間に1年F組の教室に着いていた。
やはり人と話していると時間が短く感じるな
そう心の中で呟き教室に入る。
そこにはやはり新鮮、いや中学校の時も体験した事の有る不思議な感覚が蘇る。
知らない人ばかりだ、この魔法科高校に入学を許された事、自体、エリートである。
この言葉通り、ここに居る生徒全体がエリートで頭の中いい奴等の集まりと言える。
「えっと、俺の席は、」
入学式の後に配られたカードを見る。
そこにはIDと番号、名前が書いてあった。おそらく席は出席番号だろう無月は自分の番号を確認する。
26番、無月は26番目の机に向かう、そこには無月 零と書いてあるシールが貼って合った。
どうやらビンゴ、無月は椅子を引
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