赤き魔石の守護者
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来る矢を剣で切り落とす。
タバサはエア・ハンマーを当てようとしたが、かわされてしまう。
そして俺は召喚する。
「召喚!金剛鬼!破壊金剛衝!」
赤い鬼が出てきてジャンプし、金棒を片手で縦に持ち、敵を叩き潰さんと落ちてくる。
だがやつは武器をドリルに変え上に向かって突き出す。
ガガガガガという音とともに金剛鬼の金棒は砕かれ、金剛鬼は消えた。
「そんな!お兄さまの召喚獣が敵わなかったのね!」
シルフィードは軽くパニック状態。タバサも驚いている。
俺も驚いた。避けると思っていたからな。
「召喚獣ヲ使ウトハ、ダガソレダケデハ我ニ勝テン」
やつはそう言いながら武器を槍に変え突っ込んでくる。
俺は弓を出しジャンプし相手の攻撃をかわしつつ。
「スプラインアロー!」
俺の弓から赤い光の光線のような矢が数本出てやつへと向かうが槍を回転させるだけでそれを消し飛ばした。
タバサも隙を見て魔法を撃つがかわされ、叩き落されたりする。
俺はタバサに叫ぶ。
「タバサ!」
コクリと頷くタバサ、俺達はやつと一定の距離をとりつつ呪文を唱える。
「恐怖と共に消えよ! 生せ! 極限の嵐!フィアフルストーム!」
「ラグーズ・ウォータル・デル・ウィンデ」
タバサの得意な呪文に合わせ俺も魔法を放つ、二つの嵐が合わさり巨大な竜巻となり相手に襲い掛かる。
やつはドリルに武器を変え力を溜めた後、それを竜巻にぶつけた。
その瞬間周りにすごい風が吹き荒れた。
そして風が収まると、やつは無傷で立っていた。
「……非常識だな」
「きゅい!あれでまったく効かないなんて!」
「スクウェアクラスはあったはず……」
俺たちは驚愕した。
「コレホドノ攻撃ヲシテ来ルトハ、ダガマダダ、我ヲ認メサセテミヨ!」
まだ、あいつは物足りないらしい。
「タバサ、シルフィードに乗って離れててくれ」
「アル?」
「ウィスタリアスを使う」
そう言うとタバサはコクリと頷き、口笛を吹いてシルフィードを呼び、飛び乗って離れる。それを確認した後。
「一人デ我ニ立チ向カウカ」
「ああ」
そして俺は片手を上に上げる。
「抜剣!!」
俺が抜剣覚醒後の白い姿になると。
「ソレガオ前ノ本気カ」
「ああ、そうだ。ここからは本気で行かせてもらう。お前はそうでもしないと倒せそうに無いからな」
「デハ我モ本気ヲ出ソウ」
やつはようやく剣を取り出した。
「やはり、剣を出さなかった理由は本気ではなかったからか」
「本気ヲ出スニタル者ガ現ワレナカッタ」
「お前に俺は認めてもらえたと言うことか?」
「本気ヲ出ス程度二ハナ、デハ行クゾ
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